地震に向けて家庭で準備すべきこと。防災準備をしておこう

地震に向けて家庭で準備すべきこと。防災準備をしておこう

地震大国日本に住んでいる私たちにとっては、地震に向けて家庭でできることを考えることは必要なことですよね。 しかし、実際に何をすれば良いのか、具体的に備えることは意外に難しかったりします。 地震に向けて家庭でできる対策をご紹介します。

1.情報収集

まず災害時の情報を収集しておくことが一番大事です。 避難場所はどこが指定されているか、津波のハザードマップはどうなっているのか、調べておくことをオススメします。 大体の市や県のホームページ内を探してみれば見つけることができます。 「○○県(市)ハザードマップ」などで検索すれば、ホームページを探さなくとも出てくると思います。 自分の家がどの位置にあるのか、近くの避難所はどこなのか調べましょう。 事前の情報収集によって、自分が避難した方が良いのか考える指標にもなると思います。

2.連絡方法を決める

そして、災害時に、家族とどのように連絡をとるか決めておくことも大事です。 災害時には携帯電話が使えなくなることが多いので、連絡方法を前もって考えておく必要があります。 一つの例として、災害時にはNTTコミュニケーションが提供している災害用伝言ダイヤル171が利用できます。 171にメッセージを録音し、家族が171に電話することでその録音した伝言を聞くことができます。 また、災害時に通話は繋がらなかったという声が多いですが、メールでのメッセージ送信については、送れたとの声があります。 どのように家族と連絡をとるのか、事前に話し合っておきましょう。

3.非常用食料・持ち出し袋の準備

これは昔から言われていることですが、やはり非常用の食料や飲み物、生活用品などを準備しておくことは大切なことです。 いざ災害が起こってしまえば、何日も食べ物や飲み物を確保できないことはあります。 家から出られなくなることもあるでしょう。 1週間ほどの食料と水、衣類を用意しておきましょう。 そして非常用持ち出し袋も用意し、もし家から非難するときにすぐに持っていけるようにしましょう。 非常用持ち出し袋の中身ですが、例として保存食、水、衣類、携帯ラジオ、手袋、ホイッスル、非常用簡易トイレ、ろうそく、アルミブランケット、ラップなどが挙げられます。 日ごろから保存食は定期的に食べて循環させるようにし、水の期限も確認しましょう。 そして、車のガソリンについても、いつも半分以上あるように心がければ、非常時には困ることが少ないと思われます。

4.大きな家具を固定する

そして、大きな家具が倒れてきて怪我をしてしまったり、非難の妨げになったりすることを防ぐために、大きな家具を固定することは大切です。 ホームセンターやスーパーやネットショップでも、最近はかなり家具を固定する転倒防止用品のラインナップが充実しています。 ねじ止めするタイプのL字金具や家具と天井の間に挟む突っ張りタイプの伸縮棒など、家の状態によって選べます。 部屋を傷つけずに固定できるタイプもかなり充実しています。 災害が来てから後悔しても遅いので、早めの準備がやはり大切です。

5.災害時の行動を確認

災害が起こったら、まず何をするか確認しておきましょう。 机の下に隠れるなど、必要なときもありますが、もし火を使っているときなら火を消すことができそうなら消すことや、ドアをあけ、避難路を確保することも大事だと言われています。 地震が起こったときには、ドアが変形してしまって開かなくなり、非難できなくなったという話もあるからです。 自宅の状態によってもこの災害時の行動は変わってくるでしょう。 自宅が木造の古い家であればすぐに外に避難できるようにしていたほうが良いですし、新築で耐震住宅なら動かない方が良いなど、自分の家の状況に応じた行動をとることが大事です。

6.最後には自分の判断が大事

そして、やはり東日本大震災でも言われていることですが、やはり最後に一番大切なことは、自分の判断で避難するか、留まるかを決めるということです。 市や県の避難場所と指定されているところであっても予想外に高い津波が来てしまい、被災してしまうことがあります。 結局はその時その時に自分が状況を冷静に判断し、念のためと行動したことが命を救うことに繋がるのです。 そこでの判断を早く下すためには、普段からの情報収集や近所の方々とのコミュニケーションが大事となってきます。 災害など来ないと思わずに、もし災害にあったらこのようにしようと自分でシミュレーションを行っておきましょう。 災害時には普段ではありえないことが起こり、ほとんどの人が動揺しています。 その中で自分や家族の命を助ける行動が大切となってくるのです。

地震が起こる前に家庭で対策をしよう

この他にもできる対策を自分で考え、実践してみましょう。 これはどのような災害においても大事なことですし、準備をしていて損になることはありません。 ぜひこちらを参考にして、自分自身と家族のために、事前に対策を行っておきましょう。

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