架空請求が来た時の対処法

架空請求が来た時の対処法

ある日突然、架空請求が届いたらみなさんはどうしますか。

自分のところに来るはずはない、なんて思っていると、いざという時慌ててしまってやってはいけないことをしてしまうかもしれません。

そうならないためにも対処方法を知っておきましょう。

1.メールやSMSで架空請求が届いたら

メールやSMSで届いた架空請求は無視して放置しましょう。

慌てて連絡なんかしては絶対にいけません。

いったん気持ちを落ち着けて冷静になりましょう。

また、一応連絡した方がいいのではとか契約してないことを伝えなくてはなどといった考えも全く必要ありません。

連絡をしてしまうと名前、電話番号、住所などの個人情報をわざわざ相手に知らせるようなものです。

架空請求業者はランダムに組み合わせた番号に片っ端から送りつけているだけです。

個人情報を知っているわけではありませんから安心してください。

実在の企業を騙って送られてくることもありますが、通常メールやSMSで請求を行うことはありません。

何度送られてきてもひたすら無視し続けましょう。

2.パソコンの画面に出現したら

なにやらWebサイトを閲覧していたらパソコンの画面に請求書が出現したというケースもあります。

何をやっても消えないので、恥ずかしくてかっこ悪くて慌てふためいてしまいます。

自業自得と言われればそれまでですが、このような場合はまず深呼吸。

そして画面を消す方法をインターネットで検索しましょう。

いくつかサイトがありますので参考にしながら頑張って消してください。

画面の請求書が消えたら後は放置します。

メールやSMSと同様に無視して問題はないのですが、画面は自己責任で消すよりほかありません。

3.葉書や封書で架空請求が届いたら

葉書や封書で届いた架空請求も同じです、無視して放置しましょう。

と言っても、無視していいのは架空請求業者から届いたものだけです。

無視してはいけない封書があります。

裁判所から封書が届いた場合は無視してはいけません。

ここは重要ですので気をつけてください。

いくら身に覚えのない架空請求でも、司法制度を利用し法律にもとづいて請求の訴訟を起こされています。

きちんとした対処を行わないと訴訟に負けて請求額を支払わなければならなくなります。

後から判決を覆すことはできませんので封書が届いた時点で速やかに対処してください。

4.裁判所からの封書かどうか見極めるポイント

架空請求業者が直接送ってきた請求書なのか、それとも裁判所から送ってきた文書なのかを見分けなければなりません。

まずは、差出人が裁判所になっていること。

多くの場合は簡易裁判所の管轄になります。

架空請求業者は支払えそうなギリギリの額を請求してくることが多いからです。

次に、封筒の表に「特別送達」と記載されていること。

裁判所からの郵便は必ず特別送達で送られてくる、ということが法律で定められているからです。

そして、必ず書留で送られてきます。

普通郵便で送られることはありません。

以上のようなポイントが確認出来たら裁判所からの封書ですので、必ず中を確認しましょう。

不在配達だった場合も早めに受け取るようにしてください。

5.裁判所からの封書に対する対処その1

架空請求業者が通常訴訟を起こす可能性は低いと思われます。

手続きが煩雑なうえに、裁判所に何度も行かなければなりません。

そこで利用するのが、支払督促です。

書類を提出するだけの簡単な手続きで支払い命令を出してもらえる制度です。

これの対処方法は、支払督促と一緒に送られてくる督促異議申立書を提出しなければなりません。

同封されている書き方説明に従って記入し、言い分欄に、請求内容について覚えがないこと、架空請求であるので支払い義務がないことを書きます。

提出は直接裁判所に持っていくか、郵送してください。

異議申し立てを行うと通常の民事訴訟に移行するため、架空請求業者は手続きを取り下げる可能性が高いです。

6.裁判所からの封書に対する対処その2

もうひとつ利用されているのが、少額訴訟です。

原則1回の審理で終了しすぐに判決が言い渡されます。

支払督促と違い審理がありますので、裁判所から送られてくるのは口頭弁論期日呼出状です。

一緒に答弁書とその書き方説明が送られてきますので、これを提出します。

通常訴訟による審理を求めるところにチェックを入れ意思表示を行います。

紛争の要点欄に、覚えのないこと=不知であることを記載します。

答弁書で不知であると述べることは、その事実について争う姿勢を示すことになります。

そして言い分欄に、架空請求であるとはっきり書きましょう。

この答弁書を提出し争う姿勢を見せると、架空請求業者は証拠を提示しなければならなくなるため、手続きを取り下げます。

どちらの場合でも、裁判所から封書が届いたら速やかに対処することが重要です。

架空請求への対処方法を知ろう

もし架空請求が届いたら基本的には無視して放置しましょう。

しかし、裁判所からの特別送達は無視してはいけません。

すぐに中をしっかり確認し、書類に必要事項を記入して裁判所に提出すること。

きちんと対処しないと身に覚えのないお金を払わされることになります。

分からないことや不安なことがあれば弁護士に相談するのが良いでしょう。