交通事故が起こりやすい8つの場所とその理由!
毎年4000人近くの人が交通事故により全国で亡くなっています。 また、負傷者が出るものや物が壊れる事故も結構多いです。 最近は高齢者による事故も増えてきました。 交通事故を起こして得をする人はいません。 出来れば回避したいものです。 そこで、交通事故が起こりやすい場所とその理由をご紹介しますので、安全運転の参考にしていただけたらと思います。1.家や塀などで見通しの悪い交差点
交差点での交通事故は全体の半分くらいと言われていますが、その中でも見通しのきかない交差点での事故が多いです。 特に優先道路に出ようとするとき、最低でも徐行で通過しながら安全確認を念入りにおこなっているのでしょうか。 もちろん、一時停止の標識がある場合はきちんと停止して左右確認をしっかりしてから発進する必要があります。 障害物で見通しがきかない場合は何回も止まって何回も確認する「多段停止」をする必要があります。 徐行義務がない交差点でも優先道路に出るとき、見通しがきかなければ多段停止し念入りに確認をします。
2.優先関係が分かりにくい交差点
交差点の中に中央線が引いてある側が優先道路であり、なければ道幅の広い方、更に道幅も同じなら左から来るほうが優先であると教習所では学習します。 これを全てのドライバーが理解しているとはいえず、優柔不断な譲り方をして相手を誤解させたり、非優先であるのに先に割り込んだりして交通事故に発展するケースも多いです。 更に中央線が不鮮明な交差点や、接近しないと道幅の違いがわからない交差点も多いので、交差点に入る前にしっかりと状況をみる必要があります。
3.見通しが良すぎる交差点
見通しが良すぎる交差点も意外と事故が多いです。 お互いが「車は来ていないだろう」と油断するために一点しか見ず、注視点から離れた交差道路の車を見落とし衝突事故になるケースもあります。 また、同じ速度や同じ角度で接近している車同士は、お互い止まっているように見えてしまうこともあります。 交通量の少ない農道交差点でも発生していますので、運転中は一点だけを注視せず、なるべく目を動かして遠く広く見る習慣をつけましょう。
4.新しく開通したばかりの道路
新しく開通したばかりの道路で交通事故が起きやすい事案は多いです。 理由は道路開通により今まで交差点でなかった場所にまで交差点が出来てしまったからです。 そのため、長年旧来の道路を使ってきた地元住民などが、交差点が出来ている事を忘れそのまま進入しようとし事故に至ることがあります。 道路が開通する時は地元住民には周知徹底し、交差点となった場所には警告看板が設けられることもあるのですが、それを知らずに旧来と同じの道路と思って飛び出してくる人も多いです。 開通したばかりの道路を通るときは、周囲の車の動きに十分注意しましょう。
5.長い直線道路
これまで交差点は交通事故が多いと書いてきましたが、単路と呼ばれる長い直線道路も事故が多く、全体の3割以上も占めているというデータまで出ています。 理由は直線が続くため速度感覚が鈍りスピードが出やすいことと、何もないと油断し注意散漫になることです。 スピード違反の取締りもこういった道路でよく実施されています。 交差点や見通しのきかない場所では注意をすると思いますが、こういった道路では油断をし、ひどいケースではわき見したり携帯電話を持って運転したりするドライバーまで居ます。 長い直線道路も危険であるという認識をもって運転しましょう。
6.駐停車車両の多い道路
道路上に車を停める人が相変わらず多いですが、車の陰から人が飛び出すことは結構多いです。 また、駐停車車両をよけるために反対車線にはみ出し、対向車と衝突するケースもあります。 もちろん、車から降りようとする人が安全確認をしないで急に飛び出すこともあります。 ただ、車が停まっていなければごく普通の道路でもあります。 規制がかかっている如何に関係なく、むやみに路上に車を停めることは危険であることを認識してもらいたいものです。
7.横断歩道付近
横断歩道を渡ろうとしている人がいれば止まって道を譲らないと違反になることを知らないドライバーが多いです。 それだけでなく、見通しが悪かったり対向車線が渋滞したりして横断者の判別がつかない場合は、いつでも止まれる速度で接近しなければいけません。 車の運転者には横断中だけでなく、横断しようとしている歩行者にも道を譲り保護する義務があります。 ひとたび歩行者をはねてしまっては死に至るほどの重大事故につながります。 早めに歩行者の存在を認識し正しい方法で通行しましょう。 横断者も安全確認をし手を挙げて渡るなど、自分の身を守るようにしましょう。
8.駐車場
道路だけが危険ではありません。 駐車場もそうです。 特に自宅の車庫で家族をはねた事案まであります。 車に乗る前に周囲や床下の状況を目視してから乗り込まないと、車内からの死角が多いので危険です。 更に後方の死角は相当なものなので、バックで入庫し前進で出庫する方が好ましいです。 バックする時はいつでも止まれる速度で慎重にバックし、ミラーやバックモニターだけでなく直接目視で安全確認をしてください。 後ろが見にくい場合は同乗者に降りてもらい誘導していただくと安全です。
交通事故が起こりやすい場所を知っておこう
いかがでしたでしょうか。 これ以外にも事故が起こりやすい場所はたくさんあります。 しかし、事故の起こりやすい特徴を知るのはもちろんですが、遠く広くしっかり見ていただき危険を認知することと、見えない場合は予測をすることも大事かなあと思います。 そして、事故に巻きこまれないためには、車間距離を多めにとり衝突しないようにする予防策も必要です。 事故のない安全な社会で快適に過ごせるようお互い気をつけましょう。