防犯に砂利が有効な理由。砂利の音で空き巣を撃退しよう

防犯に砂利が有効な理由。砂利の音で空き巣を撃退しよう

砂利で防犯

暮らしの安全・安心を守るには、日頃からの備えが何より大切ですね。 空き巣などの侵入から我が家を守るために有効、と言われるものは様々ありますが、今回は、防犯砂利についてご紹介します。

1.泥棒は音を嫌う

空き巣やこそ泥など、侵入者は音をたてるのを嫌います。 それは、その音によって人目につき、侵入しようとしていることを感づかれてしまうからです。 そのため、家のまわりに防犯砂利を敷くのは、そうした犯罪を防ぐのに有効です。 砂利を踏むと、石と石とがこすれあって音を立てます。 すると、ザッザッという音で、誰かがそこを歩いているなとすぐにわかります。 もちろん、普通の玉砂利でも良いのですが、最近では「防犯砂利」として、専用のものがホームセンターなどで販売されています。 セキュリティ対策会社など、専門の会社でも扱っていますので、相談してみるのも良いでしょう。

2防犯砂利の選び方

防犯砂利は主に、ガラスを高温で溶かして発泡処理したものなどを材料としており、重量が軽くて扱いやすく、また、砂利同士がこすれあう音が非常に大きいものです。 そのため、商品によっては、電話の呼び出し音ほどの音量になるものもあります。 これではドロボウも侵入を諦めざるを得ないでしょう。 他にも、レンガや瓦を砕いたもの、リサイクル石材を使ったものなど、種類も様々です。 色も白、グレー、ブラウンなどのバリエーションがあります。 10キロ、20キロ単位、あるいは20リットル入りなどで販売されていて、価格は数千円程度となっています。 予算や好みに応じて選ぶことも可能です。

3.防犯意識をアピール

音による防犯効果バツグンの防犯用砂利。 こうした防犯砂利を敷いているというだけで、「この家は防犯意識が高そうだ」と侵入者に思わせ、敷地に入る前に諦めさせる効果もあります。 ドロボウは「入りやすそうな家」を事前に注意深く物色します。 ですから、家の周囲にこうした砂利を敷いておくだけで、手軽に「ここの家は手ごわいかも…」とアピールができるのです。 白っぽい砂利を選べば、家の周りが明るくなって人目にもつきやすくなるでしょう。 何より、防犯砂利を敷いてあるということは、他にも手立てを講じてあるかもしれない…という予想につながります。 まずは不審者が敷地内に入ることを防ぐのが大切です。 もちろんそのうえで、自動点灯ライトや、二重ロックなど、他の手立ても合わせて行うことが効果的なのは、言うまでもありません。 砂利による心理的な抑止効果だけでなく、物理的な防止効果もあわせて実施しましょう。

4.砂利を敷くことで雑草もカット

家の周囲の地面はどうなっていますか? 土がむき出しだと、雑草がはびこります。 夏場など、気温が高くなると雑草の勢いも増し、草丈も高くなります。 そうなると、ドロボウにとってはそれが格好の目隠しに…。 人目につきにくくなれば、侵入する際にも作業がしやすくなってしまいます。 こうしたことを防ぐにも、砂利を敷くのは効果的です。 雑草が生えにくくなるので、周囲から目が届きやすくなるからです。 雑草のない、見通しのよい環境にしておくことは、犯罪の抑止につながります。 家の周りの美観にも、プラスになりますし、ご近所の方にも好印象です。 近隣の方との良好な関係も、日頃の防犯に有効と言われていますから、日頃からそうしたことにも気を配ると良いでしょう。 防犯砂利を敷く場合には、砂利が音をたてることも、前もってお知らせしておくと良いかもしれません。 いきなり大きな音がすると、驚かせてしまうかもしれません。

5.砂利の敷き方

もちろん、砂利を敷いただけでは雑草が出てくることもあります。 新たな雑草を防ぎ、効果を高めるために、砂利を敷く前にまずはその場所の雑草を取り、雑草防止シートなどを敷いておけば万全です。 雑草防止シートがあれば、雑草が生えてきても抜きやすいので、後々のメンテナンスにも便利です。 雑草防止シートも、ホームセンターなどで入手可能です。 そして、砂利はある程度の厚み(3~5センチ)をもって敷きましょう。 ある程度の量を敷いておかないと、人が歩いたときに砂利が押し出されたり、偏ってしまって地面がむき出しになることがあるからです。 また、砂利が砕けることもあるので、量が減ってしまっては音をたてる効果も半減します。 場合によっては、適宜補充をすることも必要かもしれません。

防犯とインテリア両方で役立つ砂利

侵入者が嫌うものは、「音・光・そして人目」です。 砂利によって音を鳴らし、さらに雑草を防ぐことによって家の周囲に光を届かせ、人目にふれやすい環境をつくることが、防犯効果を高めます。 いったん砂利を敷いてしまえば、あとはあまり手間もかかりません。 マイホームの防犯に、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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