寝室ですぐにできる地震対策7個
ここ最近、日本各地で頻繁に地震が起きています。 近いうちに大きな地震が来る。 とも言われており、次はいつどこで地震が起きるかも分からず、誰しもが恐怖を感じていることです。 地震は昼夜関係なく襲い掛かってくるので、とても怖いですよね。 もし寝静まっている夜に地震が起きたときに、素早く自分の身を守る為に何ができるのかを、紹介します。1.寝室の部屋を見直してみる
まず初めにチェックしていただきたい点は、寝室の場所は安全なところにあるかどうかです。 二階建ての一軒家に住んでいる方の場合、一階で寝ている方は、真上の二階の部屋に重たい家具や家電などがないかチェックしてみてください。 地震が起きて、家屋が倒れてしまった場合には、重たい家具などが上の階にあると下敷きになってしまい、逃げだすことが困難になってしまいます。 二階で寝ている方も、部屋の中にある窓をチェックしてみてください。 家屋が倒壊する際には窓ガラスが大量に割れ、ガラスの破片が広範囲にわたって飛び散ります。 その破片が体に向かって飛んできたり、足の踏み場もないくらいに飛び散ることを考えると想像だけでも痛々しいです。 窓の数が多い部屋で寝ているという方は寝室を変えることを考えた方が良いかもしれません。
2.窓ガラスへの対策を確認する
二つ目にチェックしていただきたい点は、窓ガラスが強化ガラスになっているか、ということと、ガラスに地震対策をしているかどうかです。 上記にも記したように、大地震が起きた際にはガラスが大量に割れて飛び散ってしまいます。 強化ガラスは普通のガラスより何倍か強い強度でできているので、ある程度の震度であっても揺れ方などの条件によりますが、割れることなくヒビ程度で済むことができると思います。 ですが、強化ガラスだから絶対に割れない、大丈夫。 という訳ではなく、家屋が全倒壊のレベルであると、たとえ強化ガラスでも粉々になってしまいます。 普通の窓ガラスよりも強化ガラスの方が安心ですが、さらに飛散防止シートをガラスの上に貼っておくなどして、しっかりと対策をしておくことが大切です。
3.照明器具もしっかりと固定を
三つ目にチェックしていただきたい点は、照明器具にもしっかりと地震対策をしているかどうかです。 家具や家電などはしっかりと固定して耐震対策をしている方は多いですが、見落としがちなのは照明器具の固定です。 地震が起きたときは、上からものが落ちてくる危険も考えられます。 なので、まず一番に自分の体である頭を守りましょう。 上から照明器具が落ちてきてぶつかってしまうと、蛍光灯も割れたりするので、大けがにもつながってしまう恐れがあります。 照明器具の構造をチェックして地震が起きても落ちてくることのないようにしっかりと固定しておきたいところです。
4.タンスや棚などの家具は寝室に置かない
四つ目にチェックしていただきたい点は、タンスや棚などの家具は寝室に置かない。 という点です。 寝室の枕元の方に置かなければ大丈夫だろう。 と足元の方に家具を置いている家庭もいると思いますが、家具が倒れて足が下敷きになってしまった場合、そこから身動きが取れなくなってしまいます。 さらに、倒れた家具が寝室の出入り口をふさぐように倒れてしまった場合、寝室からの逃げ道を失ってしまい、部屋に閉じ込められることになってしまいます。 そうならない為にも、寝室には大きいものや倒れてきたら危険なものは一つも置かないように注意したいですね。
5.避難経路を確認しておく
五つ目にチェックしていただきたい点は、避難経路の確認です。 日中に地震が起こった際は、外に出ると明るい為、とっさに反応してすぐに避難体勢に入ることができます。 ですが夜に地震が起きてしまうと、外も暗く頭の中も体も寝ている状態なので、すぐに避難をすることが難しくなってしまいます。 とっさの反応ができなくなってしまうと、逃げ遅れたり、安全な判断ができなくなってしまいます。 そのようなことがないように、事前にしっかりと夜に地震が起こった際の避難経路を確認し、頭の中にしっかりと入れておくことが大切です。 イメージトレーニングをしてから就寝する習慣をつけると、もしものときにとっさに行動することができると思います。
6.非常持ち出しバッグは枕元に
六つ目にチェックしていただきたい点は、非常持ち出しバッグの置き場所です。 非常持ち出しバッグを寝室に置いている人は少ないかもしれません。 しかし、地震が起こってから非常持ち出しバッグを取り出すのでは、時間がかかってしまい、避難するのにも時間がかかってしまいます。 一秒も無駄にできない災害時に、枕元に非常持ち出しバッグを置いておくことで、もしものときにスムーズな避難をすることができます。 また、枕元に置いておく非常持ち出し袋は最小限の荷物にしておきましょう。 多すぎる荷物は、かえって避難するときに邪魔になってしまいます。 あとの非常食や物品は、揺れが落ち着いた際にまた取りに行けば良いでしょう。
7.ヘルメットと運動靴と懐中電灯を寝室に常備しておく
最後にチェックしていただきたい点は、寝室にヘルメットや運動靴、懐中電灯を常備してあるかです。 まず初めに、頭を守ってくれるヘルメットはあると非常に役立つグッズですよね。 かぶると両手があくので、いろいろな荷物を持って避難することができます。 家族に一人一つあると安心です。 揺れたあとは、家の中一面にガラスや踏んだら危険なものが飛び散り、足の踏み場がなくなってしまいます。 そんなときに運動靴があると安全に歩くことができます。 懐中電灯の用意も、夜の避難になることや停電する可能性を考えて周りを見渡すことができるように用意しておくといいと思います。
寝室の地震対策を見直そう
7つのチェックポイントを紹介させていただきましたが、あなたの寝室は安全だったでしょうか。 寝ているときの無防備な状態で、地震は起きて欲しくないと思うばかりですが、いつどこで起きるか分からないのが地震です。 いつどこで来てもすぐに対処ができ、安全に避難ができるように万全の準備をして備えておきたいところですね。