交通事故を繰り返す人の危険な特徴
知人や親せきに、交通事故を繰り返している人はいないでしょうか。 もしかするとあなた自身がそうであるのかもしれません。 一瞬で起きてしまう事故を防ぐ手立てがあれば、理解しておきたいですよね。 交通事故を繰り返す人に見られる特徴を紹介します。1.時間に追われた生活が習慣化している
どうしても待ち合わせ場所に駆け足で向かうことになってしまう人がいます。 あと10分早く行動すればと周囲も本人も常々思っているのですが、遅刻が直らない人は不思議なほど直らないものです。 交通事故を繰り返してしまう人には、こういった時間に追われる生活が、本人にとって普通になっているケースが考えられます。 徒歩や自転車での移動で焦っている状況も危険ですが、行動範囲も広がり便利で快適な車も、道路の上では走る凶器とも言われる乗り物です。 車のハンドルを握る本人が、時間に追われる生活が普通だと感じている場合には特に危険ですので、生活の習慣を見直すようにします。 例えば毎朝、外出する時刻にタイマーをセットして、ベルが鳴り響くようにしておくことも、自分の外出準備の効率について考えさせてくれる効果的な方法です。 ゆとりのある朝は、一日をゆとりあるものにしてくれます。 朝の生活から、見直してみてはいかがでしょうか。
2.自分の身体能力を過信している
交通事故を繰り返してしまう場合、自分の俊敏さや、反射神経などを、10年前と変わらないと認識してしまっている原因が考えられます。 自分の現在の身体能力の適正な認識に効果を高く発揮してくれるのが、毎年10月の体育の日付近に開かれることの多い、自治体主催の体力測定です。 明るいムードの中、身体の様々な運動能力を「あなたは何歳くらいです」と数値で分かりやすく判定してくれるので、ぜひ、参加してみましょう。 当日は、身体機能を高めたり維持するためのアドバイスも聞くことができますし、運動によっては自分が思っていた以上に若い年齢が判定されるかもしれません。 こういった無料の機会を有効に活用しましょう。
3.せっかちである
交通事故にも様々ありますが、もともとが慌てん坊の性質の人は、注意が必要です。 急ぐ気持ちが先に立ち、高齢者や妊婦さんなど、ゆっくりとした歩行が必要な人をつい急かす行動をとっていて、それが度々の交通事故を誘発している可能性があるからです。 横断歩道や踏切などの待ち時間にいらいらしてしまい、待つことが極端に苦手であったりということが自分に当てはまる場合。 すぐ近くの人に対しても知らず知らず、思い遣りが欠けた行動をとっていることがあり得ると認識しましょう。 車のハンドルを握る立場であれば、踏切前での一旦停止や、徐行運転の個所では徐行を守るなど、交通ルールを順守することも自分を鍛えてくれる有用な手段です。 自転車や歩行が主な移動手段である人であれば、自分以外の人に、道や順番を譲る習慣を持つことも、これまでのせっかちな自分を変えていける効果的な方法です。 休日に、まずトライしてみてはいかがでしょうか。
4.耳が遠い
耳が遠い場合には、自転車のベルや車のクラクションを鳴らされても聞こえません。 本来は、相手側が配慮することが望ましい状況なのですが、耳が遠い人の置かれた立場を学習する機会が、十分に与えられていないのが、日本の現況です。 そのためこちらからの能動的な注意が必要になります。 具体的にはできる限り、進行方向を向いて移動することです。 年齢によって音が聞こえづらいような場合には、どうしても足元を見ながらの歩行になりがちですが、自宅を一歩外に出たら、正面を向く習慣も大切にしましょう。 人体は、できるだけ姿勢を正して正面を向いた時に、周囲の音が入りやすい耳の形を備えています。 最近ではスマートフォンを操作しながら移動する人々が非常に増加しています。 正面を向いて移動することが、自分の世界に没頭しながら移動するそういった人々から、自らの身を守ってくれます。
5.視界が狭い
この特徴は意外と認知されていないのですが、交通事故を繰り返してしまう人の中には、一般的な人の視野に比べて、視野が狭いという場合があります。 上下、左右共に少しずつ視野が狭くなってきていることは年齢的に起こりえるのです。 一度、信頼できる人と二人でペアになり、一人は前を向いたままの立ち姿勢で、もう一人が少しずつ、相手の視界から後ずさって後退していくというロールプレイをしてみることをオススメします。 場所は自宅や公園など、安全な場所であれば、どこでも構いません。 一方の人が他方の人に比べて、相手の姿が見えづらくなるタイミングが明らかに早い場合には、専門的には視野狭窄(しやきょうさく)という症状も疑えることになります。 これは、交通事故を防ぐための対策も立てやすくなるということです。
交通事故を繰り返す人の特徴を知ろう
交通事故は身体へのダメージが大きいばかりでなく、繰り返すと、やがては精神的なダメージも拭うのが難しくなります。 取り返しのつかない大きな事故もありますので、事故を繰り返してしまう原因を探ることは重要です。 交通事故を繰り返してしまう人の以上のような特徴を押さえ、交通事故を防ぐ手掛かりにしていきましょう。