火災保険を選び方。家庭に合った補償範囲から決めよう

火災保険を選び方。家庭に合った補償範囲から決めよう

他人が起こした火事で家が燃えても、その当人に賠償を求めることはできません。

自分は火事を起こさないから火災保険は不要という考えではいけません。

自分の家をリスクから守るために、火災保険を準備することが必要です。

1.保険期間を決める

自動車保険や傷害保険のような損害保険は、1年で契約し、満期を迎えたら補償内容の見直しをして、また更新手続きをするというのが一般的です。

中には自動車ディーラーで販売されている2~3年といった複数年で契約する自動車保険もありますが、プロの保険代理店や通販系自動車保険では保険期間1年のものを販売されることが多いです。

火災保険も1年で契約することができますが、10年や長いものでは30年といった長期間で契約することも可能です。

1年契約は更新の度に補償の見直しが出来るので、常に最新の補償内容に加入できることがメリットですが、保険料の割引等はありません。

一方長期契約は1年契約よりも割安に加入することができる反面、保険を見直すタイミングがないというデメリットがあります。

双方のメリット、デメリットを理解したうえで保険期間を決めましょう。

2.補償範囲を決める

火災保険は火事だけではなく、風災、水災、爆発、偶然な事故といった色々なリスクをカバーすることができます。

自分にとってどの補償が必要で、どの補償が不要なのかを考えましょう。

例えば、川沿いの一軒家に住んでいる人は台風で川が氾濫した場合に備えて水災補償に加入する必要があります。

しかし、小高い坂の上のマンションの最上階に住んでいる人が水災補償に加入しても、保険金を支払うような事故に至る可能性は低いでしょう。

そうやって補償の要不要を見極め、必要な補償だけを選ぶようにすれば保険料の無駄を減らすことができます。

3.支払い方法を決める

保険料の支払い方法は、口座振替、コンビニ払い、クレジットカード払いの3つが主流です。

口座振替は一括払いと毎月払いが選べます。

毎月支払いにすると5%程度の分割割増が発生するので、保険料は一括払いの方が安くなります。

しかし、契約者都合で保険期間の途中で解約をしてしまうと月払いに比べて損をする場合があります。

コンビニ払いは一括払いのみという保険会社が多く、毎月支払いを希望する人はコンビニ払いができません。

しかし、自分の好きなタイミングで24時間いつでも支払いに行けるのがコンビニ払いの良いところです。

クレジットカード払いは、支払った保険料分のポイントやマイルを貯めることができます。

また、口座振替だと毎月決まった支払い日(主に月末)に引き落としとなります。

クレジットカード払いはそのカードの決済日に引き落としになりますから、給料日の都合上月末だと都合が悪い人には、自分で引き落とし日を決められるクレジットカード払いが向いています。

4.賠償の補償を決める

賃貸物件で借りた部屋を対象に火災保険に入る人は、借家人賠償責任補償に加入することが好ましいです。

場合によっては大家さんから加入して下さいと指定をされることもあるでしょう。

例えば、水漏れでフローリングを水浸しにしてしまい修繕が必要となった場合は、大家さんに弁償しなければなりません。

そんな時火災保険で修繕費用を賄うことができれば、大家さんも入居者さんも安心です。

戸建や分譲マンションを所有している人でも、賠償の補償は是非確保しておいて下さい。

例えば、個人賠償責任補償。

これは、火災等は関係なく日常生活において家族が第三者に賠償しなければならない事態に陥った時、その費用を保険で賄ってくれるものです。

単独で販売されていない保険商品ですし、火災保険の特約として加入すると月換算で100円~200円程度でこの補償に加入できるので、それほど負担にはなりません。

5.保険金額を決める

火災保険の保険料は、保険金額をもとに計算されます。

そして、その保険金額とは加入する物件や家財道具の価値を正しく評価することによって決まります。

しかし、保険料を安くしたいから保険金額を安くしようという考えでは、いざという時十分な補償が得られません。

また、たくさん補償をしてほしいからといって、むやみやたらに高い保険金額にすれば良いというものでもありません。

保険金額は、「保険をかける対象のものを失った場合、新たに取得するのにかかる費用」で設定するべきです。

家であれば、建て直すのに新築時と同じくらいの金額が必要ですから、取得時の金額を参考に設定します。

家財道具は家電や服の値段を全て足していけば費用は分かります。

しかし中には値段を覚えていないものもあると思いますので、保険会社が資料として作成している資料(世帯や家族の人数でいくらくらいの家財があるかという資料)を参考に保険金額を決めます。

自分の家庭に合わせて火災保険のプランを選ぼう

近年の火災保険は、販売する側にとって説明しやすく、加入する側にとって分かりやすい商品になっています。

補償内容については、あらかじめ用意されているパターンの中から選ぶだけで済むようになっています。

パンフレットもイラストを多用し、見やすさを心がけています。

保険は難しいと苦手意識を持っている人も多いと思いますが、自分自身の大切な補償ですから周囲に質問したりして適当な補償を手に入れましょう。