ボヤが起きた時にすべき初期動作4個

ボヤが起きた時にすべき初期動作4個

突然のボヤに慌てふためいて何もできずに大惨事になってしまっては大変なので、普段から対処法を把握しておきましょう。

一人ひとりが対処法を把握していることで、人命を守ることにも繋がります。

いざという時に慌てないよう、しっかり頭に入れておきましょう。

1.隣近所に援助を求めつつ、周囲に火事が発生したことを知らせる

まずは大きな声で「火事だー」と叫び、隣近所など周囲の人に火事が発生したことを知らせます。

もし声が出ないような状況の場合は、非常ベルを押したり、やかんや鍋など、音の鳴るものを使って周囲の人に知らせます。

どんなに小さな火であっても、一瞬で大火災へ繋がってしまいます。

何よりも優先すべきは人命なので、十分に避難できる時間を作るためにも、少しでも早く周囲の人に知らせる必要があります。

2.正確・簡潔に119番通報

周囲の人へ火事が発生したことを知らせると同時に、一刻も早く119番へ通報する必要があります。

非常事態のため、慌ててしまいますが落ち着いて通報しましょう。

土地勘がない場合や、ご自身が初期消火を行っている場合などは、隣近所の方に119番通報してもらいましょう。

●119番へ通報する際に必要な情報
・火事か救急か? → 火事です。
・住所 → ○○市○○町〇丁目、〇〇の近くです。
・何が燃えているか? → 〇〇が燃えています。
・どのぐらい燃えているか? → 炎は見えないが、煙がたくさん出ています。など
・逃げ遅れやけが人はいないか? → 周囲に人はいませんが、近隣の住宅は不明です。など
・名前と電話番号 → 通報者の名前、電話番号を伝える

上記のように正確かつ簡潔に伝えられることで、いち早く消防隊員が到着でき、被害が最小限に抑えられます。

3.火の状態を確認

住宅火災の場合、火の状態を見てから初期消火をするか否かを判断する必要があります。

●火が天井まで達している場合
自力での初期消火は不可能なので、火元を確認しながらすばやく避難しましょう。

●火が天井まで達していない場合
初期消火を試みます。

一般的には出火してから天井に火が燃え移るまで3分以内と言われており、火が天井まで達している場合は、自力での消化はできなくなります。

出火から10分程で一棟火災になるので、すばやく避難をしましょう。

4.消火器がある場合の初期消火手順

消火器がある場合は、初期消火できる可能性が高まります。

正しい使い方を把握することで、より初期消火ができる確率があがります。

1.消火器をものなどにぶつけないよう気を付けながら火元の7~8mくらい手前まで運びます。
2.黄色の安全ピンを引き抜きます。
3.ホースを外したら、必ずホースの先端部分を持って火元へ向けます。
4.レバーを強く握って消火剤を放射します。(消火器が重くて持てない場合は、床へ置いたまま放射します。)
5.消火剤は火の根本へ当たるよう狙いを定め、手前からほうきを掃くように放射します。
6.消火器の種類によって異なりますが、15秒~60秒ほど消火剤を放射します。
(詳細は各消火器に記載されています。)

5.消火器がない場合の初期消火手順

消火器がない場合は、水をかけるか空気を遮断することで火は消えますが、水をかけることでかえって火の勢いが増す場合もあるため、火災の原因別で対処方法を知っておく必要があります。

●火災原因別の消化方法
・電気機器が燃えている場合
コンセントが刺さった状態で水をかけると感電の危険があるので、コンセントを抜くか ブレーカーを落としたうえで空気を遮断するか、水をかけます。

・カーテンや障子が燃えている場合
とにかく天井への延焼を防ぐことが最優先のため、カーテンはレールから引きはがす、 障子の場合はけり倒すなどした後、水をかけます。

・ストーブやコンロが燃えている場合
水に浸したシーツなどを火元に被せて空気を遮断します。

鍋の中が燃えている場合は、蓋をしてしまうのも有効な手段の一つと言えます。

ただし、天ぷら油が燃えている場合は、水をかけたり水分の多いものを投げ入れると 爆発する恐れがあるため、絶対にやめてください。

初期消火に失敗した場合や、煙が充満している場合などは無理をせず、避難をします。

避難のタイミングを誤ると命に関わってしまいます。

避難の際に余裕がある場合のみ、ドアや窓を閉めることで空気が遮断され、延焼までの時間を稼ぐことができます。

6.火災による死亡原因は?

火災による死亡原因の大半は、煙やガスによる「中毒死・窒息死」があげられます。

炎の状態が確認できていなくても、煙が充満している場合はタオルや衣服で口と鼻を押さえ、床すれすれになるよう姿勢を低くして、できるだけ早く屋外に避難しましょう。

ここで貴重品などが気になって戻ってしまう方もいますが、火の回りは想像以上に早いです。

貴重品の持ち出しにはこだわらずに、避難を最優先してください。

火事を起こさない・被害を最小限で済ますために

火事の被害最小限に抑えるためには、普段からの備えが必要です。

消火器がないご家庭は、消火器の設置をし、消火器が設置されているご家庭は使用期限が切れていないかのチェックを行う必要があります。

使用期限が切れた消火器は、消火剤の放出時に本体が爆発してしまう恐れもありますので、注意してください。

何よりも大切なのは、ご自身やご家族、近隣住民の方の命を守るために、火の元には注意しましょう。