貸金庫に預けると良いもの7つ。権利書や通帳に金など
貸金庫に入れた方が良いものとはどのようなものでしょうか。 貸金庫は取引のある銀行なら、月々の使用料を払えば、借りる事ができます。 一般的な貸金庫は、30数cm*60数cm*12~15cm程度のサイズで余り大きなものは入りません。 このサイズに入り、防犯上や火災などの防災上の事を考えて預けると安心できて良いものをご紹介します。1.土地家屋の権利書
貸金庫に預けるには、大切でありながら、頻繁に使う必要のないものが最適です。 大切でも、頻繁に提示したり必要とする健康保険証や免許証を預ける訳にはいきません。 そんな視点で預けるべき筆頭は、自宅などの土地家屋の権利書が挙げられます。 盗難にあっても、実印が無ければ即不正に使われる事が無いかも知れませんが、やはり最大の財産である自宅の土地家屋に関する書類は極めて重要で、まず預ける筆頭と言えます。
2.実印
印鑑登録済みの実印も、大きなお金を動かす際や重要な契約を行う際に使用する大切なもので、自宅に保管するとなると心配が募るものです。 一般的に、実印は頻繁に押印する事もなく、貸金庫に預けて置いても問題が生じる事もありません。 ただし、何かの取引で土日に必要になる場合には、週日に貸金庫から出して置く事を忘れないようにする必要があります。 土日に貸金庫を使えないのは少々不便なのものですが、重要性を考えるとそのデメリットがあっても貸金庫へ預けておくと良いでしょう。
3.各種の証書
重要書類関係としては、保険や年金などの証書もあります。 これは、何かの変更や保険金を受け取る必要がある場合以外には使用する事はありません。 また、万が一紛失しても再発行や保険会社の原本などで手続きが複雑になるだけで特に問題はありませんが、やはり貸金庫に保管して必要な時にだけ取りだす様にした方が安心です。
4.証券関係
かつては、金庫や貸金庫に株券などを保管しておられた方も多いでしょうが、ご存知の様に株券は個人の手元に置かれる事はなくなり、貸金庫に預ける必要がなくなりました。 しかし、株券以外の現金への換金性があるような証券を持っておられるような場合には、貸金庫を利用すれば良い事は変わりません。
5.銀行通帳と銀行印
最近は、銀行などの金融機関でお金を預けたり、引き出したりする場合も、キャッシュカードを利用する事が一般的で、通帳や銀行印を利用する事は減っているかと思います。 通帳は、記帳をこまめにする必要がある人は手元に置いて置く必要がありますが、その際にも銀行印は貸金庫に預けた方が安全です。 防犯上、通帳と印鑑は保管場所を変えるべきと良く言われますが、銀行印を貸金庫に預ければこれを満たすことができます。
6.現物の金
有事の安全資産として金を保有している方もおられるでしょう。 金には現物を手元に置く場合と、証券で代用して現物は手元に置かない方法がありますが、現物で保有される場合は、盗まれればだれでも換金できるため、貸金庫に預けるのが当然でしょう。 ただし、自分で自宅などに保管しているよりも安全なのは当然ですが、貸金庫に何かがあった場合も、銀行が保証してくれる上限があります。 そのため石橋をたたいて渡られる様な性格の方なら、この点に対する配慮も必要かもしれません。
7.現金
現金を貸金庫に預けておくのは、出所が怪しいお金ではと思われる方もいるかと思います。 しかし何かの都合で例えば200万円程度のお金を払う必要が考えられる時、キャッシュカードでは一度で引き出す事もできません。 そして通帳と印鑑で下ろすにしても銀行印を貸金庫に保管しているなら、どちらにしても貸金庫を開ける必要があります。 それなら事前に貸金庫に現金を保管しておく方が良いと言うケースなどもあります。 また高齢者の方が亡くなられた場合、遺族と言えども銀行口座からお金を引き出す事は基本的にできません。 特に葬儀代金などまとまったお金が必要になる場合、口座が止められて困る場合もあります。 そうした事態に対処するため、葬儀代程度の現金を貸金庫に保管されているケースもままあります。 この現金を貸金庫に保管する場合も、金現物と同様の保障上限は意識しておいた方が良いでしょう。
貸金庫に預けよう
貸金庫は防犯や防災の為に、有効に活用できる便利なものです。 保管すると良いものは、頻繁に必要としないけれど重要な書類関係や、重要な印鑑、それに万が一の時に必要な現金などが考えられます。 ただ、貸金庫を借りるには、月々費用が掛かります。 従って、親世帯と子供世帯が近くに居住しているなら、1つの貸金庫を借りて共用する等の工夫も可能です。