貸金庫の料金相場はどの位?実はコインロッカーよりも安い

貸金庫の料金相場はどの位?実はコインロッカーよりも安い

貸金庫の料金・費用相場

貸金庫は銀行や信用金庫などの金融機関が提供するサービスで、個人でも使えます。

実は貸金庫の利用料金を一日あたりでみると、駅のコインロッカーよりも安かったりもします。

今回はそんな貸金庫の費用や相場をご紹介します。

1.初期費用不要が多い

銀行に貸金庫を借りるのは、会社やお店を経営している人に限られるのではないかと思っていませんか。

貸金庫は、個人でも会社でも借りることができます。

銀行や農協、信用金庫など個人の預金口座を開ける金融機関であれば、ほとんどの支店に貸金庫が設置されています。

実は貸金庫の料金は、一日あたりでみれば100円程度で使えます。

初期費用なども必要ない場合がほとんどです。

2.貸金庫の大きさと料金

貸金庫の料金や大きさは、各金融機関によって異なります。

料金は安いものでは半年で1万円弱のところもあります。

大きいものでは、半年で3~4万円程度の料金がかかります。

この料金を1カ月から1年ごとに1回ずつ、預金口座から引き落として支払うのが一般的です。

通常は貸金庫の大きさごとに3~4段階程度の料金設定がされていて、小さな貸金庫ほど安くなっています。

貸金庫の大きさは、A4判の書類より一回り大きい間口と奥行きがあります。

概ね角形2号の封筒がおさまる程度と考えればよいでしょう。

そして、間口と奥行きが同じでも主に高さが変わることで貸金庫の大きさが変わると考えてください。

貴金属や札束、印鑑など高さや厚みがあるものを入れようとすると、小さな貸金庫にはおさまらなくなるかもしれませんので、料金と高さをチェックして比較するとよいでしょう。

3.貸金庫の料金表。全自動と半自動、手動とは

金融機関のウェブサイトには貸金庫の料金表がでています。

ここで全自動・半自動・手動という種類がでていることがありますが、これはどういう違いでしょうか。

貸金庫には、利用している人が設置場所に行き、自分の貸金庫の扉を選んであける手動型または半自動型と、自分の貸金庫が自動で出庫される全自動型があります。

いずれも複数の鍵や暗証番号がなければ、貸金庫を開けることができません。

貸金庫を利用するにはまず金融機関の店舗に入らなければなりませんから、手動型であれ全自動型であれ貸金庫の安全性は十分に高いのです。

貸金庫の扉を開けるには、金庫室や貸金庫の出庫室を開ける鍵と個人の貸金庫を開ける鍵の最低二つの鍵が必要です。

最近では、金庫室や出庫室に立ち入るために鍵ではなくICカードや磁気カードと暗証番号の入力を要することにしているところが一般的です。

このように、最低でも2つ以上の鍵と暗証番号やカードで貸金庫は守られていますので、高いお金を出しても全自動の貸金庫がいいというわけではありません。

4.金融機関ウェブサイトにみる料金相場

貸金庫の料金表は各金融機関にでていますので、メガバンク三行のウェブサイト(平成27年12月現在)から読み取れる料金をご紹介します。

いずれも、1年あたりの税込金額です。

三井住友銀行:45,360円(最大サイズ)、16200円(最小サイズ)
三菱東京UFJ銀行:25,620円(サイズ不明)
みずほ銀行:29,160円(高さ106mm×幅251mm×奥行517mm)

このように、メガバンクでも年間2万円台で貸金庫が利用でき、1万円台で使える金融機関もウェブサイトの検索で簡単に見つけられます。

いずれも、契約時の初期費用などは必要ありません。

5.貸金庫利用中、臨時に発生する費用

貸金庫の利用には注意を要する点や不便な点もあります。

出費を要することもあります。

通常考えられるのはカードや鍵をなくしたとき、再発行に1千円~3千円程度の手数料が必要なことです。

ごくまれに発生するのは、貸金庫のカードや暗証番号を誰にも伝えないまま貸金庫の利用者が亡くなってしまうことです。

この場合、亡くなられた人の相続人が銀行に頼んだだけでは貸金庫を開けてもらうことができません。

貸金庫を開いた事実と中身を公正な方法で記録するために、公証人を立ち合わせて相続人と銀行側担当者との三者が集まって貸金庫を開き、中に入っているものを1つ1つ確認するという手続きが必要です。

公証人とは法務大臣が任命する公務員で、個人から有料で依頼を受けて契約書や遺言書を公正証書にするのが主な仕事の人です。

このため、公証人を普段の執務場所である公証役場から金融機関の貸金庫がある場所まで出張させる手数料が出張時間に応じてかかることになります。

作業1時間あたりの公証人の報酬は1万1000円とされていますので、公証役場から遠い支店ほど費用がかかります。

とはいえ、利用者が亡くなることは文字通り一生に一度しか発生しませんから、普段は土日夜間に使えないことが不便な点だとして考えられるでしょう。

普通につかっているかぎり、通常の利用料金以外にお金はかかりません。

6.貸金庫にもキャンペーンがある

貸金庫の利用は何かと制約が多く融通が利かないように思いますが、金融機関も民間の企業です。

ときには貸金庫の利用促進のキャンペーンをしていることがあります。

典型的なのは、金融機関の支店が新しく開店する時です。

このときには貸金庫が十分空いていて、種類も選びやすくなります。

しかも、料金を一定期間割り引いたり、ギフト券をプレゼントするなどのキャンペーンを行うこともあります。

金融機関の店舗が移転したり貸金庫を増設したりしたような時にもそうしたキャンペーンが期待できます。

そのため普段使っている金融機関にこだわらずこうした店舗で新しく預金口座を開き、あわせて貸金庫を利用するようにしてもいいでしょう。

貸金庫を気軽に借りよう

貸金庫は土日や夜間に使えない欠点はありますが、個人が利用できるもっとも安全な財産の保管方法です。

料金も実はコインロッカーの一日分より安く、小さいものでは年間2万円程度で借りる金融機関を選べます。

新しい支店では貸金庫利用者募集のキャンペーンを行うこともあるため、普段使っている店舗でなくてものぞいてみるといいでしょう。