空き巣被害にあった時の対処法。焦らず警察に連絡しよう
空き巣被害
いつ、どこで発生するかわからない空き巣の被害。 もし、自分の家に空き巣が入ってしまったらどのように対処すればよいでしょうか。 空き巣被害にあった時の対処法で、今後の空き巣被害の防止にもつながりますし、2次被害が拡大するのを防ぐことができます。
1.盗まれたものを確認する
家に帰ったら、突然部屋が荒らされていたとなればパニックになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。 しかしまずは落ち着いて被害状況を確認しましょう。 どこの部屋が荒らされていて、何がなくなっているのか、通帳やカード、印鑑など大切なものは盗られていないか確認しましょう。 盗られたものが何かによって今後の対処方法も変わってきますのでちゃんと確認しましょう。 また、確認するときはできるだけ荒らされた状況からものを動かしたりしないようにしてください。 この後警察に来てもらった時にできるだけ空き巣被害にあった状況を正確に確認してもらうためです。
2.警察に連絡する
何かを盗まれたことがわかったら、警察に連絡します。 詳しいことは警察の方に直接聞いていただければいいですが、盗まれたものがある場合には盗難届を、紛失したと思われる場合には紛失届を出すことになるでしょう。 盗難届を出すときには、かならず受理番号を控えておくようにしましょう。 盗難届の受理番号は、保険を申請するときなどに後々必要になってきます。 盗難届はできればコピーさせてもらうようにし、不可能な場合は受理番号だけでもメモさせてもらうというようにしましょう。 特に印鑑や通帳、パスポート、健康保険証、クレジットカード等大切なものが盗まれた場合には必ず盗難届を出すようにしてください。 盗難届を出していることで、万一それらのものを悪用されて犯罪に巻き込まれたときにも、盗まれて悪用されたのだということを証明することができます。
3.カードの使用をストップさせる
クレジットカードやキャッシュカード等のカード類を盗まれた場合には、必ずカード会社に連絡してカードの使用をできなくしてもらってください。 悪用されてお金が引き出される可能性があります。 たとえカードが盗まれていなかったとしても、家に置いてあったのなら情報だけスキミングして抜き取られているという可能性もあります。 そのためカードがあるからといって安心せず念のため、現在のカードの暗証番号を変えたりといった処置を行うようにしてください。 コンビニATMなどが増えたため、現在は24時間利用できるクレジットカードも多くあり、すぐに使えないようにしておかないと、空き巣がいつでもお金をおろせるという状態になってしまい大変危険です。
4.預金通帳が盗まれた場合には口座の使用をストップしてもらう
預金通帳が盗まれていた場合にも、カード類と同じように、悪用されてお金を引き落とされる可能性があります。 こちらは金融機関に連絡して通帳をすぐに使えなくしてもらいましょう。 通帳の場合、クレジットカードのように24時間引き出せるわけではないでしょうが、それでもすぐに引き出されてしまう可能性がありますから、一刻を争います。 盗まれていることがわかったらすぐに連絡しましょう。
5.スマホを盗まれた場合も使用をストップしてもらう
カード類や預金通帳、印鑑なども盗まれると大変ですが、スマホもたくさんの個人情報を含んでいますので盗まれると大変なことになります。 スマホが悪用されないように、あるいはスマホから盗まれた個人情報が悪用されないように、すぐに携帯会社に連絡をとってスマホの使用をストップしてもらってください。 また、スマホにはGPS機能がついていますから、紛失した時に探す機能を使えば見つかる場合もあります。 GPSを利用して探すことができないのかどうかも携帯会社にその時聞いてみるといいでしょう。
6.もう空き巣に入られないように侵入経路を断つ
どうやって自分の家に空き巣が入ったのかをよく見て、もう二度と入られないよう、空き巣の侵入経路を断ちましょう。 窓ガラスを破られて侵入される場合や、玄関ドアをこじ開けられる場合など様々な侵入経路から空き巣は入ってきます。 家の外等も一通り見渡したうえで、玄関のカギをより強固なものに交換したり、窓ガラスに防犯フィルムを貼ったりといった処置をしましょう。 また、一戸建ての場合はご近所さんに、マンションの場合はマンションに住んでいる隣人の方に空き巣被害があったことを伝え、第2の被害が発生しないよう対策をしっかりと行っておくように注意を促しましょう。
空き巣被害にあったら焦らず対処しよう
空き巣の被害にあってしまった場合には、パニックにならず、落ち着いて状況を判断し、盗まれたものを悪用されないように金融機関やカード会社に連絡をとる必要があります。 また、二度と同じ被害にあわないように空き巣の侵入経路を断ち、防犯対策を徹底しましょう。