空き巣のマーキングとは。家族構成や留守の時間帯をメモ

空き巣のマーキングとは。家族構成や留守の時間帯をメモ

同じ人が何回も空き巣の被害に遭うことがあります。

しかも、その人の生活のパターンを知っているかのような犯行時間が選ばれていた場合、その人の家は「マーキング」がどこかに書かれているかもしれません。

「マーキング」とは、空き巣が仲間や自分が忘れないためにその家の情報を暗号のようにして書き残すことです。

これを見れば、その家に関する必要な情報がわかるというものです。

知らない間に、あなたの家の情報が外から見えるようになっていたかもしれないのです。

「マーキング」について知識を持つことで、防犯に役立てましょう。

1.住人の種類を示す例

マーキングは簡潔をモットーとしています。

書く時間を短くし、見た人が意味を理解できないようにするためです。

まずはその家の住人の情報を表した例をいくつか挙げてみます。

「S」は一人暮らし、「M」は男性、「F」は家族、「D」は大学生、といったように、言われてみるとわかりやすい頭文字のものが少なくありません。

日本語の頭文字も多く、「ア」はアルバイト、「ロ」は老人、「ヤ」はもちろんヤクザを表すことがあります。

以上はあくまで例ですので、これで見破れた、と安直に考えない方が良いでしょう。

仲間内でしかわからない暗号を使っている可能性もあるのです。

2.行動パターンを示す例

空き巣にとって重要なのは、住人の行動パターンです。

曜日を表す略号や、時間を表す略号は、住人の留守を狙う場合がありますので警戒しなければなりません。

以下はその例です。

「SS」は曜日の英語を表す頭文字で、土曜と日曜は留守、の意です。

数字で表す例としては、「1019」だと10時から19時まで留守を表します。

先の住人を表す記号と組み合わせて、更に詳しい情報を表している場合があります。

例えば「SF200820」とあれば、「独身女性で20代、8時から20時まで不在」となります。

これはパターンを覚えれば容易に意味を理解できる例ですが、中には自分や仲間内だけで理解可能な暗号めいた記号を使う例もあり、勝手に解釈するのは危険な場合もありますので注意しましょう。

3.訪問販売員にも使われている事が

次に、犯罪ではありませんが訪問販売員がその家の情報をマーキングしていく場合です。

この場合は以前に訪れた場合の情報が多くなります。

次のような例があります。

「◯」は契約を取れた、「?」はその逆で、この個数が断られた回数を表すことがあります。

「△」は「押せば買いそう」などというのもあります。

なぜか訪問販売員が来ることが多い、という方は、もしかしたら原因は立地条件でなくマーキングかもしれません。

そこに契約を取りやすい家だという情報があれば、訪問販売員を吸い寄せることになってしまいます。

4.マーキングが書かれる場所

一番多いのは表札の隅のようです。

しかし、表札に何もマーキングらしきものがないと言って安心するのは禁物です。

他にもガスメータ、湯沸し機、郵便受けの下の方、ブロック塀など外に面したありとあらゆる場所にマーキングが書かれている可能性があるからです。

特に、ドアの右下にかかれている場合は要注意です。

この場所は住人がドアを開けた際には非常に見えにくく、ドアを閉じた状態で外部から見える場所に当たります。

ここにマーキングするのは、空き巣や窃盗団というプロの犯罪者である可能性があるので、非常に警戒することが必要です。

ガスの検針員などを装って集合住宅で住人に聞きこみをして、その帰りにほとんどの住宅のガスメーターにアルファベットや数字の記号が書かれていた、という例もあります。

5.マーキングに気づいたら?

マーキングは、見る人が見ればその家の情報が筒抜けになってしまいます。

不審な落書きを見たら後で、などと考えずに間髪を入れずに消すことをお薦めします。

マーキングは書いているところを見咎められないよう、短時間で書かなければなりません。

ということは、ありふれたもので書いている場合がほとんどです。

ただし、紙でない材質で書くために、油性ペンで書かれていることが少なくありません。

これは女性の方なら持っていることが多い除光液で簡単に落ちます。

小さなところから心がける防犯

マーキングが書かれたままだと、その家の情報が好ましからぬ外部の人間に知られるだけではありません。

奇妙な落書きを放置しているということで、住んでいる人の防犯意識が高くない家と判断され、更に何らかの犯罪のターゲットになりかねません。

建物の窓が割れたまま放置されたままだと徐々にその一帯の治安が悪くなるという、「ブロークンウインドウ理論」と理屈は同じです。

小さな文字と侮るなかれ、すぐに消したいものです。