空き巣が侵入してきやすい時間帯は深夜2時から4時!被害に遭いやすい時間を知ろう

空き巣が侵入してきやすい時間帯は深夜2時から4時!被害に遭いやすい時間を知ろう

家族がいない時を狙って犯行を行う空き巣。 彼らは住民の生活リズムを見て、犯行を行います。 しかし、やはり空き巣にとってのゴールデンタイムとも言える時間帯も存在します。 その時間が分かれば、事前に対策をすることができますよね。 そこで今回は、空き巣が犯行を行いやすい時間帯をご紹介します。

1.多くは午前2時~午前4時がまず狙われる

空き巣は住民が寝静まった深夜を狙うことが多く、実際に発生した時間帯でも午前2時~午前4時が最多となります。 眠りが最も深い時間帯を狙ってくるのです。 寝静まっている時間帯ということは人がいるところに侵入するので、リスクが高いと思われがちですが、部屋数の多い家に住民が寝静まったころに忍び込み、静かに泥棒を働くという事例が多いのです。 気付かれないように空き巣に入るためには、住民皆が眠っていることが条件になります。 つまり、住民がバラバラな生活時間で起きている家庭などではこの時間を心配することはないでしょう。 逆に、皆が規則正しく寝る習慣がある家庭では眠っている時間が夜中に集中するので、空き巣にとっては深夜2時~4時は格好の時間になってしまいます。 4時までであれば、早起きの人でもまず起きることがないので狙われやすいのです。 これで「家族が皆いるのだから安心」と思うのは全く間違いだということが分かると思います。 家族がいるかどうかではなく、家族が眠っているかどうかを空き巣は狙っているのです。 この時間帯が空き巣に与えてしまう大きなメリットがもう一つあり、それは「人通りが最も少ない時間帯である」ということです。 侵入の際に誰かに見られる恐れが少ないほど、空き巣にとっては狙いやすい時間になることも忘れてはいけないポイントです。

2.高齢者ばかりの家庭では午前0時~2時が狙われる

深夜の時間帯とともに狙われやすいのがこの時間帯です。 各家庭の生活リズムによってこの時間が最も寝静まっている人が多い場合には、空き巣にとって最高の狙いやすい時間になるのです。 特に当てはまるのが高齢者だけの家庭です。 生活する人のリズムによっては、この時間が一番「隙がある」ことにもなるでしょう。 空き巣は初見の家に入ることはまずないので、皆が一番深く寝静まる時間を調べられていると思って間違いないのです。 高齢者ばかりで早寝の習慣が統一されている家庭などでは、午前0時~2時に起きている人はまずいません。 おおよそ午後9時~午前5時に睡眠をとることが多いのではないでしょうか。 早起きの人が多いということは、空き巣にとっては朝が近付くほど気付かれる危険が増えるので、早朝は避けることになります。 よって、午前0時~2時までは高齢者ばかりの家庭にとっては要注意の時間帯と言うことが出来ます。

3.正午付近も狙い目に

仕事や用事などで一般的に家を最も空けやすいのがこの時間なのではないでしょうか。 特にこの時間は家族誰もが不在という家庭も多いので、空き巣からすれば当然狙いやすい時間帯になります。 空き巣にとって、「誰もが不在」という状況ほど狙いやすい時間はありません。 それが最も生まれやすいのが正午前後です。 学生は学校へ、旦那は仕事へ、主婦は買い物やパートをするために外出、というように皆の外出が重なって、家に誰もいないという状況が生まれやすいのがこの時間帯だからです。 「でも昼間に侵入するのは発見されやすく、空き巣にとって危険なのでは?」と思われがちですが、侵入の手口を知り尽くしているのが空き巣なので、昼間であっても、勝手口や2階の窓などのわずかな隙を見つければ一瞬で侵入出来てしまうのです。 空き巣は常に獲物となる家庭を観察しているので、生活時間帯だけでなく、入りやすい隙のある入口にも目星を付けているという点を忘れてはいけません。

4.専業主婦だけでも午前8時付近は狙われる

空き巣にとって最も都合が良いのは家族皆が外出している時間なのは当然ですが、この「皆が外出している時間」がほんのわずかであっても狙い目になるのです。 空き巣が、侵入して中を物色し逃走するまでにかける時間は平均して5分と言われています。 つまりたった5分でも家族が誰もいない時間があれば、空き巣にとっての狙い目になってしまうのです。 家に専業主婦がいる家庭では空き巣など狙いようがないと思えるかも知れませんが、ゴミを出す時間や近所に届け物をするわずかな時間があるだけでも、「家族が皆外出している家」は生まれてしまうのです。 それが多いのがこの午前8時付近です。 しかもこの場合には、空き巣にとってのさらなるメリットを作ってしまうことが多いと言えます。 それは「少しの時間だから」と油断して鍵をかけずに外出してしまうことが多いからです。 わずか5分の時間があれば逃げることが出来る空き巣にとって、鍵が開いている時間があるのは侵入の手間を省ける大きなメリットになってしまいます。 侵入に際して空き巣が狙う家の半数近くが、戸締まりをしていない家であるというデータがあります。 それは上記の通り、侵入するのに一番手間のかかる鍵の問題を住民自ら取り除いてしまっているからです。

空き巣が侵入してきやすい時間帯を知って対策を

このように、空き巣に狙われやすい時間帯をご紹介してきましたが、それを理解するには「自分が空き巣だったら」という視点で考えてみることが大切です。 この視点によって隙のある時間帯が理解出来るのです。 つまり、自分たちの生活からだけで考えていては見えてこない「空き巣が狙いたい時間帯」が見えてくることになります。

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