玄関で対策できる防犯グッズ7つ。玄関からの空き巣の侵入を防ごう
皆さんは空き巣についてどのように考えていますか。 「まさか自分の家に泥棒が入るはずがない」とお考えなら要注意です。 多くの被害者の方も同じように「まさか自分が」と考えていました。 被害者になる前に、まずは玄関周りから出来る防犯対策と防犯グッズをご紹介します。1.ピッキング対策用の鍵
まず、あなたの家の鍵はどのような形をしているでしょうか。 鍵の形には多くの種類があります。 中でも昭和34年に発売され日本中に普及したディスクシリンダー方式の鍵は、ピッキング犯の格好の餌食となっています。 プロの空き巣なら10秒から20秒ほどで開けられてしまうと言われています。 平成13年にはピッキング騒動が持ち上がり、世間にピッキングという言葉が定着しましたがその際被害にあった家の7割以上がこのタイプの鍵でした。 もし、可能であればもっとも防犯性の高いといわれるディンプルシリンダー方式(鍵の表面に凹みが沢山あるタイプ)に交換すると、ピッキングに対しての高い効果が望めます。 防犯グッズとは違うかもしれませんが、一度確認してみてください。
2.サムターンカバー
家の内側から鍵を開け閉めする時に回すつまみをサムターンと言います。 どんなに防犯性能の良い鍵をつけても、内側から開けられてしまえば一瞬でドアは開いてしまいます。 ちょっと乱暴な空き巣だと、ドアの鍵付近ににドリルなどで穴を空け、そこにL字型などの金属製の棒を差し込んでサムターンを回して開錠することもあります。 そうならないためには、サムターンカバーと呼ばれる円形や半円形の器具をサムターンの周辺に設置する事です。 これにより、サムターンを回そうとする棒の回転を止め、開錠ができなくなります。 サムターンカバーはホームセンターや100円ショップなどでも簡単に入手する事が出来ます。
3.玄関のセンサーライト
ホームセンターでは、センサーが人の動きを感知してぱっとライトがつくグッズが販売されています。 もちろん帰ってきた時に自分を照らす照明として、バックから鍵を探すときなどに便利ですよね。 しかし、空き巣の場合はこれが防犯グッズとしての性能を発揮します。 空き巣の心理としては犯行中できるだけ人目は避けたいもの。 ライトがついただけでも十分空き巣犯行の抑止力につながります。
4.ドアアラーム
車などには犯罪の抑止力として、イモビライザーがついていることがあります。 解除せずにドアを開けようとすると、大音量のアラームが鳴り響き周囲に異常を伝える仕組みです。 同じようなアラームが玄関の防犯グッズにもあります。 解除せずにドアを開けるとアラームが隣近所へ異常を報せてくれます。 周囲に気づかれた空き巣は一目散に逃げていくというわけです。
5.防犯ステッカー
ステッカーには「防犯カメラ作動中」や「警戒システム稼動」などと書かれているものを選びましょう。 空き巣は出来るだけリスクを避けて行動します。 実際には防犯カメラや警戒システムなど無くても、空き巣に「もしかしたら本当にあるのかも」と考えさせる事が出来れば良いのです。 例えば玄関に「ALSOK」と書かれているだけでも違うかもしれません。 ただそうしたホームセキュリティのステッカーは導入していないのに貼ることはできません。 そのため、加入するか猛犬注意や防犯装置作動中などのステッカーにすると良いでしょう。
6.補助鍵
ドアの対策が万全であれば次に窓の防犯対策に取り組みましょう。 まず、鍵を増やす事を提案します。 例えば窓から入る場合。 空き巣は窓を割って引き戸の鍵を回して窓を開けます。 そしてそこから侵入し部屋の中を物色するわけです。 しかし、空き巣は侵入するまでの時間をリスクとして認識していますので、鍵が多くて侵入に時間が掛かると判断した場合は、途中でも止めて引き返していく事があります。 補助鍵は単純に窓を開きづらくするだけではなく、空き巣に対して心理的なプレッシャーとなります。
7.防犯フィルム
侵入に時間がかかればかかるほど、空き巣に心理的なプレッシャーを与える事ができます。 警察のデータによると侵入までの時間が5分以上かかると空き巣の7割が、10分以上かかると9割が諦めるそうです。 犯罪への抑止効果となります。 窓を割る空き巣の場合、隙間にドライバーなどをこじ入れて割る「こじ破り」といわれる方法が一般的と言われています。 窓に防犯フィルムを貼った場合、こじ破りで割った窓ガラスが下に落ちる事無くその場に留まりますので、簡単にはガラス戸を開けることが出来ません。 結果的に時間稼ぎとなるため多くの空き巣が犯行を諦めるというわけです。
玄関に防犯グッズを使おう
ここで紹介したグッズは本の一例です。 サムターンカバーの様に安価ですぐに取り付け可能なものから、玄関ライトのような少し高価なものまで色々な防犯グッズが発売されています。 全てを取り付ける事が出来れば、その分防犯対策は万全に近づける事が出来ますが、まずは今出来る対策から始めてみてください。 ただしどんなに高性能なグッズを用いても生かしきれていなければ意味がありません。 防犯の基本は施錠です。 外出の際はたとえ近所へゴミ出しをするだけでも施錠するように心がけましょう。