交通事故にあわないための予防法7個
交通事故にあって得する人は誰もいません。 むしろ今までの幸せが一瞬にして不幸になることもあります。 交通事故にあわない予防法をご紹介します。 転ばぬ先の杖として参考にしていただけたらと思います。1.車間距離の確保
前車との車間距離が近いと急ブレーキを踏まれたときに追突してしまいます。 この場合、後車が責任を負わなければなりません。 では、安全な車間距離の目安はどれくらいでしょう。 簡単にいえば、前車が急に止まってもぶつからない距離は必要ということです。 そこで、停止距離が目安になるのですが、簡単な計算方法としては、 速度から15を引くと何メートルの車間距離(60km/h場合は45m以上)が必要かわかります。 電柱が30m間隔で立っていることが多いので目安にしやすいです。 通過時間で測る方法もあり、目印を見つけ、前車が通過してから3秒以上後に自分が通過すれば車間距離は取れています。 ただし、路面が濡れていれば2倍以上の距離が必要です。
2.見えないところの危険予知をする
認知、判断、操作。 これが運転の3要素ですが、認知(見る)が不十分で事故になることが大半です。 しかし、建物の陰や相手の急な動きなど、目では見えない危険(潜在危険)に対しては、見ると同時に予測をすることが大事です。 「次にどんな事が起こるのか」「あの人はどんな行動をとるのか」など、「かもしれない運転」を実践しましょう。 JAFのホームページに危険予知トレーニングがあり、動画を見ながらクイズ形式で学ぶことができます。
3.見られる工夫を
車を運転する側としてはヘッドライトの点灯を励行することが大事です。 夜間運転はもちろん、昼間でも雨天、濃霧、吹雪など、視界が悪いときはライトを点灯します。 ヘッドライトをつける目的は暗闇を照らずほかに「自分はここにいるぞ」と存在をアピールするためにもつける場合があります。 歩行者側としては目立つ色の服装を着用します。 特に夜間は反射材のついたものを身に着けます。 間違えても夜道を真っ黒の服で出歩くことはやめてください。 ドライバーに見落とされます。
4.運転者は自分の性格や特性を知ること
教習所に入所するときは、運転適性検査を受け、自分を知ってもらってから運転の練習に入ります。 事故や違反を起こすことと性格や癖とは大いに関係があります。 特にうっかりすることが多い人、せっかちな人、神経質で済んだことをいつまでも悔やむ人、 気分の浮き沈みが激しい人、攻撃的でカーッとなる人、自己中心的な人、 自分をよく見せたい人は事故を起こしやすいといわれています。 ただし、性格や癖に対しては対策をうつこともできます。 例えば、せっかちな人は一呼吸おいてから操作に移る、神経質な人は済んだことを考えず気持ちを切り替えて運転するなど。 自分の性格を自覚し、それに対処した運転をすることも大事です。
5.初心を忘れず謙虚な気持ちで運転する
初心運転者が事故や違反をする時期は運転に慣れた頃が多いとされています。 「自分は上手くなった」「これくらいの事なら大丈夫」と思い始めたときが一番危険です。 スピードを出しすぎたり、無理な追い越しを始めたり、携帯電話を触りながら運転したり、 こんな行動を起こし始めていたら要注意です。 初めて運転した頃の気持ちを思い出し、初心に戻った運転をしましょう。
6.高齢者ドライバーは加齢に伴う衰えを自覚する
最近、高齢者による事故が多発しています。 ペダルの踏み間違いによる暴走事故や高速道路の逆走など、最近のニュースで取り上げられることが多いです。 自分が若い頃と比べて反射神経も体力も動体視力も衰えてきています。 70歳以上の運転者は免許更新時に高齢者講習を受けますが、加齢に伴う衰えを自覚することを学ぶメニューもあります。 かつての自分ではなくなっていることを自覚し、無理のない運転をしましょう。 運転の引退時期をあらかじめ決めておくことも大事です。
7.道路交通法を正しく理解する
一人ひとりが交通の教則を正しく理解し、ルールーを守った正しい運転をすることが大事かと思います。 それ以外にも相手の立場に立った行動をとることも大事です。 自分一人くらいはという気持ちが重大な事故を引き起こすことになることも考えて行動しなければなりません。
交通事故にあわないために
いかがでしたでしょうか。 誰も事故を起こしたくて事故を起こしません。 今まであげた内容を少しでも参考にしていただき、一人一人が意識をすることで事故は一件でも減ると思います。 毎年4000人以上の人が交通事故により命を落としています。 こういった不幸が起こらないためにも、安全な運転に心がけていただき、歩行者は自分の身を守る工夫をしてください。 最近では地域ぐるみで交通安全活動をされているところも増えてきました。 こういった活動が増えていることも喜ばしいことであり、今後も増えていけば事故は一層減っていくと思います。