クレジットカードが不正に利用された時どうすれば良いの?

クレジットカードが不正に利用された時どうすれば良いの?

もしクレジットカードの利用明細で、身に覚えのない利用分が記載されていた場合、あなたのクレジットカードは不正に利用されている可能性があります。 今回は、クレジットカードが不正利用されてしまったときの対処法をご紹介します。

1.まずクレジットカード会社に連絡

不正利用が発覚したら、とにかく最初にクレジットカード会社に連絡しましょう。 不正利用を訴えた時点で、カードの利用が即刻停止され、ひとまずそれ以降の不正利用は防ぐことができます。 まず電話で不正利用の旨を説明し、不正利用と思われる項目の店名や金額、日付などをオペレーターに伝えます。 あきらかな不正利用である場合は、カード会社が利用の取り消しに応じてくれます。 もちろん、あなたが虚偽を言っている可能性も捨てきれませんから、カード会社がグレーだと判断した場合は、最長数ヶ月にわたって審査がおこなわれ、たしかに不正利用だと認められた場合は、書面にて通知されます。 すでに銀行引き落としが行われていた場合は、振り込みをしてくれます。

2.警察に通報する

カード会社がすみやかに不正利用を認め、利用の取り消しに応じてくれた場合でも、警察には通報したほうがいいでしょう。 まず警察署に足を運んで、被害届を出してください。 被害届が受理されると警察から受付番号がもらえますので、それをカード会社に伝えましょう。 重大な事件でない限り、警察が積極的に操作をしてくれるわけではありませんが、カード会社からしかるべき対応を引き出すのには有効です。 また、カード会社が不正利用を認めなかったり、審査に時間がかかりすぎる場合、消費者生活センターに相談しましょう。 消費者生活センターは全国の各市町村にありますので、直接担当者に会って、これまでの経緯を話してください。

3.不正利用が取り消されないケース

残念ながら、不正利用であってもカード所有者に落ち度がある場合は、利用が取り消されないケースもあります。 まず、暗証番号の管理不足があげられます。 例えば暗証番号を自分の誕生日やマイカーのナンバー、それから0000などの簡単に見破られる数字にしているケース。 また、暗証番号をカード自体に記載している場合でも、本人の過失と見なされることがあります。 さらに、カードを日常的に本人ではない者(家族など)が使用していたり、暗証番号を他人に教えていたことが発覚した場合も、カード会社は取り消しに応じないでしょう。

4.重要なのは、不正利用に気づくタイミング

自分のクレジットカードの不正利用に気づくタイミングは、多くの人は利用明細が送られてきたときでしょう。 ですが、最近は紙の利用明細がなく、WEBで閲覧できる仕組みなどもあり、月々の明細をあまりチェックしていないという人もいるでしょう。 その場合、銀行口座から引き落とされたときに気づくことになります。 それも気づかなかった場合、銀行口座の残高不足で通知が来たタイミングになります。 実は、クレジットカードが不正利用されていた場合に適用される盗難保険の補償期間は60日。 これを越えてしまった場合は、どのような理由であってもカード会社は利用の取り消しに応じません。 日頃からこまめに利用明細をチェックし、少額でも心当たりのない請求であれば、徹底的に調査するようにしましょう。

5.不正利用されないために、普段からできること

日々、ちょっとしたことを気をつけるだけで、クレジットカードの不正利用を防ぐことができます。 また、万一不正利用されてしまったときにも、取り消し手続きがスムーズに済ませることができます。 例えば、あなたはクレジットカードの裏面にちゃんとサインをしているでしょうか。 不正利用があった場合、裏面に自著がないと、クレジットカードを正しく管理していないと見なされます。 また、先に記したとおり、見破られやすい暗証番号を避け、大切に保管しておくことも必須です。 カードは、たとえ家族でも渡してはいけません。 不正利用自体を防ぐ方法としては、インターネットによるフィッシング詐欺に引っかからないことです。 犯罪者はあの手この手であなたのクレジットカード情報を奪おうとしますから、あやしげなメールやサイトには近づかないことです。 また、お店でお会計するときは、暗証番号を入力する手元が見えないよう工夫しましょう。 居酒屋などで、酔っ払った状態では極力カードを使わないようにしましょう。 ちょっと注意するだけで、不正利用は防ぐことができます。

クレジットカードの不正利用を防ごう

クレジットカードの不正利用が分かった際の対処法をご紹介しました。 クレジットカードは便利なツールですが、ひとたび犯罪者に渡ってしまうと、大変な被害に遭ってしまいます。 不正利用について知識を持ち、被害に遭ったときも慌てずに行動しましょう。

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