ひったくり被害を防ぐ対策法。カバンを盗られない様にしよう

ひったくり被害を防ぐ対策法。カバンを盗られない様にしよう

ひったくりは、単に大切な物を盗まれるだけではなく、盗まれる時の反動で自分が大怪我を負うこともあります。 そんな恐ろしいひったくりの犯罪から自分の身を守るためには、何ができるでしょうか。 今回は簡単に実践できる対策法をご紹介します。

1.鞄を肩に通して持つ

ひったくり犯はターゲットを決める際に、その人がどのように鞄を持っているかということを重視します。 多くのひったくり犯は、たやすく鞄を奪える人かどうかということをリサーチして、ターゲットを決めているのです。 最も危険なのは、クラッチバックやトートバックのような鞄を手で持っている、もしくは腕にかけて持っている人です。 そのような鞄の持ち方をしていると、自転車やバイクなどでスピードをつけて横を通り過ぎる時に、容易に盗まれてしまいます。 よほど強く鞄を握りしめていない限り、不意に鞄を引っ張られると、自然となかなか抵抗できないものです。 そのため、鞄を肩にかけるということが大切です。 ショルダーバックのような鞄を斜めがけにする、もしくはリュックサックを利用するのがひったくり防止のひとつの有効な対策です。

2.自分の視界に入る範囲に鞄を持つ

先ほど、ショルダーバックやリュックサックを肩に通して持つことが、ひったくり犯罪被害の防止に有効な手段であると述べました。 しかし、その際にひとつ注意しなければならない点があります。 それは、自分の視界に入る範囲に鞄を持つということです。 例えば、斜めがけのショルダーバックを後ろにかけて持っていたり、リュックサックを後ろに背負っていてはあまり意味がありません。 何故かというと、近年ではナイフなど鋭利な道具を使って鞄自体を切って盗むという手口が増えているからです。 特に海外では、ひったくりの中でも、この手口がかなり多くの割合を占めています。 そのため、肩にかけた鞄を自分の見えるところで持つのが重要なポイントになってきます。

3.周囲に目を配る

また、ひったくりに遭わないようにする対策法として、周囲の環境に目を配ることもあげられます。 歩きスマホやイヤホンをして音楽を聴くなど、自分の世界に入り込んでしまうのはとても危険です。 同じように、電話をしながら歩くことも、危険だと言えるでしょう。 特に注意してほしいのは、両方の耳にイヤホンをつけて音楽を聴くことです。 両耳にイヤホンをして大きな音で音楽を聴くことは、外界の音をシャットアウトしていることと同じです。 歩きスマホをしていて、ホームから転落したというニュースを目にしたことがあるかと思います。 まさにあれと同じ状況だと言えるでしょう。 それでは、背後に人がいても気がつくことができません。 ひったくり犯にとっては好都合ですし、ひったくり以外に痴漢や暴行などの犯罪に巻き込まれる危険性もあります。 どうしても音楽を聴きながら歩きたい人は、片耳だけにイヤホンをするなど周囲の音も少し聞こえるようにしてください。

4.防犯ベルを常備する

防犯ベルを常備することも、ひったくり犯を近づけない方法としてあげられます。 誰からでも見えるところに防犯ベルを付けていると、犯罪者からは近寄りがたい存在になります。 特に、ひったくりは一瞬の出来事なので、とっさに声が出ないケースが多いです。 そういった際に防犯ベルを活用すると、万が一、ひったくりに遭ってしまったとしても、周囲に異常事態が起きていることを示すことができます。 そして犯人逮捕にも繋がるかもしれません。 また、ひったくりに遭いそうになった時に、防犯ベルを鳴らすと、犯罪者は鞄を盗むことを諦めて逃走するということもあります。

5.歩道側に鞄を持つ

最後にとても基本的なことですが、鞄を歩道側に持つこということも重要な対策法です。 これはよく町の立て看板などにも書いてあるので、ご存知の方も多いかと思います。 ではなぜ、歩道側に鞄を持つことが有効な対策になるかというと、ひったくり犯の多くが自転車やバイクを使って、通り際に鞄を盗むからです。 ということはつまり、車道側に鞄がないと犯行に及びにくいということです。 凄く簡単なことですが、ひったくりの被害に遭う確率が低くなるので、是非実践してください。

ひったくりから身を守ろう

いずれも決して難しいことではなく、少し気をつければすぐに実践できることです。 自分の身は自分で守るしかありません。 冒頭でも述べたように、ひったくりに遭うと大切なものを盗まれるだけではなく、怪我を負う危険が十分にあります。 また、お金や物だけではなく個人情報を奪われてしまうことにもなりかねません。 そして何しろ、ひったくりに遭ってからいくら後悔しても遅いので、事前にできる対策はして、犯罪に巻き込まれないようにしましょう。

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