地震で停電した時の対処法6個

地震で停電した時の対処法6個

地震はいつ発生するか予測ができません。 また地震後は停電になる場合もあるため、普段から対処方法をしっかりと確認しておくことが重要です。 今回は地震に伴う停電時にやるべきこと・確認することをご紹介します。

1.電池式ラジオや懐中電灯を用意する

地震後、停電となってしまった場合はもちろんテレビなども映らなくなるため情報が遮断されます。 そのため、普段から電気のいらない電池式ラジオや夜間停電時なども考えて懐中電灯を準備しておくことが大切です。 またラジオや懐中電灯の保管場所も重要です。 棚などに置いておき地震の揺れで落下し発見できなくなるケースもあります。 そのため、懐中電灯は固定するラジオは分かりやすい場所に置いておくなど保管場所にも気をつけましょう。 ただし注意も必要です。 電池式の場合は長い間ラジオや懐中電灯に入れっぱなしにしておくと、 電池の消費や場合によってはサビなどで使用できなくなる場合があります。 そのため、定期的な確認はもちろん、手巻き式充電ラジオや懐中電灯などもあるので幅広く備えておくと安心です。

2.ブレーカーを確認する

地震の揺れが収まってからブレーカーを一度確認してみましょう。 地震の場合は広域停電ではなく衝撃によって自宅のブレーカーの安全装置などが働き、 一時的に自宅内の電気が遮断されている場合もあります。 一度ブレーカーが下がっている場合であれば再度上げてみて、電気が来ているかどうか確認してみましょう。 万が一ブレーカーの位置が地震前と変わっていなければ、停電となっているのでブレーカーが原因ではありません。 この確認作業をするとき、特に夜間時はガラスや物が散乱している場合があるので、 懐中電灯でしっかり確認してから確かめに行きましょう。

3.外を確認する

地震後の自宅の停電を認知したら、一度家の中から見える範囲で外を確認しましょう。 その際、日中であれば信号機や電気で動く物を確認し、停電の範囲を確かめてみます。 夜間であれば近所の家の明かりや街灯などを確認してみましょう。 万が一周りにも電気が来ていないようであれば復旧に時間を要する可能性があるので、 落ち着いて行動し避難をする可能性も考えておきましょう。 外を確認する際は極力安全な場所から確認することが重要です。 地震の影響で地割れや落下物の恐れがあるので、 状況を良く確認できるまで自宅を離れて停電の状況を確認しに行くのは危険です。

4.水が出るなら貯めておく

地震後は一度水道の状況を確認しておきましょう。 集合住宅などの場合水道を各部屋に供給するにはポンプを使用しているケースも多く電源を使用しています。 そのため、地震と停電の影響から水の供給が止まる可能性もあるので水の状況を確認します。 幸いに水が出た場合今後の余震などのことも想定しバケツやお風呂に水を貯めておくことも重要です。 地震や停電時には水が出なくなることを想定し、 普段から避難用飲料水や一戸建てなどであれば緊急用飲料タンクなどを備えておくと安心です。

5.冷蔵庫を確認する

地震後停電となれば、もちろん冷蔵庫の電源も落ちるため冷却機能が停止してしまいます。 その際に冷凍庫に入っている保冷剤など冷却効果のある製品は冷蔵エリアへ入れ、極力食品などへのダメージを軽減させます。 長期的な停電であれば食品の廃棄も視野に入れなくてはなりませんが、短期的な停電であれば十分食材の保管が可能となります。 また夏の場合は熱中症対策にも保冷剤は利用できるので適材適所に利用しましょう。 冷蔵庫内には氷を保管されていることも多いでしょう。 停電により冷凍機が停止した状態になると、氷が溶け冷蔵庫内に水が広がり故障にも繋がるので、 ビニール袋などに入れたりしておくと良いでしょう。

6.コンセントを抜く

コタツやストーブ、ドライヤーや電子レンジなど、特に高温を発生する製品を使用中に停電になった場合は、 スイッチをしっかりと切り、コンセントを抜いておきましょう。 万が一避難や外出をした際に電気が復旧すると、それらの製品が稼働することによって火災の原因となります。 停電時の火災の原因は揺れなどがほとんどですが、この火災の原因も非常に多く発生しているので注意しましょう。 特にストーブの場合は停電だけでなく揺れによる転倒火災も多いので転倒防止をする器具も用意すると良いでしょう。 また停電が長期化する場合は避難所へ避難しなくてはならない場合があります。 その場合はコンセントを抜くことだけでなく、かならず大元のブレーカーを落としておくことが重要です。

地震で停電した場合の対処法を知ろう

いかがでしたでしょうか。 以上が地震による停電対処法の一覧となります。 しかしいくら地震の対処法を読んで頭に入れておいても地震後はパニックになるため、 ついつい手順が分からなくなってしまいがちです。 そのために、日々の訓練や対処法をまとめたチェックリストなどを作成し、 災害時には一つ一つ確認することが非常に重要です。 また停電時は地域の防災無線やラジオの情報などから冷静に判断し行動すること、 避難先の確認をしておくことなども大切なことです。

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