万引を防止する方法。店の万引きを事前に防ごう

万引を防止する方法。店の万引きを事前に防ごう

万引きによってお店の経営が成り立たず、店じまいに追い込まれてしまうお店もあるのが現状です。 お店としても、確実に万引きをなくしたいですよね。 では、この万引き、お店でできるものではどのような防止方法があるのでしょうか?

1.死角を作らない明るいお店作り

まず最も万引き犯に狙われやすいお店として、死角が多いお店というのがあります。 今の時代、死角には防犯カメラや防犯ミラーを設置しているお店が多いですが、実際に万引きをする人間にとって怖いものはカメラやミラーといった物ではないでしょう。 そして、最も怖いのは人間の目です。 その人間の目が届かないような死角がたくさんあるといったようなお店は恰好の万引き店です。 お目当ての品物がその死角になくても、それを死角まで持って行き、そこで鞄に入れてしまえば、ほとんどの場合バレる事はありません。 「お目当ての品物が置いてあるコーナーから、死角コーナーまで持って移動していたらその時点で不審がられるのでは?」と考える人もいるかもしれません。 しかし死角の多いお店というのはお店全体が入り組んだ配置になっている事が多いので、その移動経路においてもなかなか怪しまれる事がないでしょう。 電気代節約の為か、照明が暗いお店というのも万引き犯にとっては恰好の万引き店です。 お昼間から薄暗いお店というのは、少し離れた所で品物を見ているようなお客さんは、何をしているのかほとんど分からないと言って良いでしょう。 死角を作らないようにするだけでもお店全体が明るくなりますし、その上、照明の光度を上げると、更に明るいお店になってくれます。 犯罪を犯す人間というのは往々にして明るい所が苦手です。 それは常に人間の目を警戒しているからです。

2.清潔感ある整然としたお店作り

お店によっては、従業員不足なのか、手が回らないのか、商品棚が雑然としているお店というのがあります。 このような雑然とした印象のお店も、万引き犯には恰好の万引き店と言えるでしょう。 万引き犯の心の声からすると「万引きするのにちょろいお店」という印象を与えてしまうのです。 放火犯も、どのような家を狙うかと言うと、玄関の周りが雑然とした家を狙う傾向にあると言われています。 万引き犯でも同じように、雑然とした場所というのは犯罪を犯す人間にとって隙を感じさせてしまう場所です。 ですから、お店の商品棚の整理整頓は常に行う必要があるでしょう。 お店は生きている場所です。 常にお客さんが入り、商品を買う為に手に取って見比べたり、買うか買うまいか検討したり、そのように常に動きがある場所です。 開店前に整理整頓したら閉店まで何もしないのではなく、常に商品棚を整理し、品薄になっている商品は補充するなどの努力が必要です。 そうすれば、必然的に店員がお店の中をウロウロする事になります。 敢えて「万引きしている人はいないかな?」と店員が店内をウロウロしなくても、自然な感じで店員がウロウロする事になり、万引き犯にとっては非常に万引きしにくいお店となるわけです。

3.挨拶から始めるお客さん寄りのお店作り

洋服店などで、頻繁にどんどん店員さんから声をかけられると買い物しづらく、結局直ぐにお店から出てしまったという経験をした事がある人は多いかもしれません。 だからと言って、全くお客さんに声をかけないお店というのもどうでしょうか? 洋服店のようにどんどん声をかけるとお客さんが引いてしまう可能性があるというお店でも、せめて来店時には「いらっしゃいませ」の挨拶は必須でしょう。 それもお客さんの目を見て、笑顔と大きな声で店員さんから挨拶されてしまったら、そこから万引きしようという気持ちにはなかなかならないのが人間の心理でしょう。 まず目を見ての挨拶というのは、した方からするとそのつもりではなくても、これから犯罪を犯そうとしている者にとっては、自分の顔、自分という存在をインプットされた恐れを感じてしまうのです。 お客さんの中には、見るからに店員さんのヘルプを求めていそうな人というのもいるでしょう。 そのようなお客さんを見つけたら、「何かお探しの物がありますか?」と積極的に声をかけましょう。 他のお客さんとのコミュニケーションでも、万引き犯にしたら、威圧的行動になるのです。 そういう意味では、常連のお客さんと仲良くなっておき、そのようなお客さんが来店された時は、時として世間話しに花を咲かせたりするのも良いでしょう。 このようにオープンなお店、風通しのよいお店にする事で万引き犯に対しては居心地の悪い気持ちにさせるのです。

万引きを事前に防ごう

万引き防止方法としてよく思い付くのは、防犯カメラ、防犯ミラー、防犯ゲートといった万引き対策機器です。 これらの設置も勿論有効な防止方法ですが、人間が一番恐れるものは結局人間そのものだという事を常に念頭に置いておく必要があるでしょう。

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