バスで痴漢から身を守る対策5個

バスで痴漢から身を守る対策5個

通勤や通学でバスや電車を使う人は一度ぐらい痴漢に遭遇したことがあるのではないでしょうか。 電車にはラッシュアワー時に女性専用車両が導入されたものの、バスでの導入は難しいですよね。 では、バスで被害に遭わないためにできることは何か見ていきましょう。

1.女性のそばを確保する

ラッシュアワーだとなかなか座れないので立つしかありません。 その場合、難しいかもしれませんが、なるべく女性のそばに移動し、女性に対して背を向けて立つか、自分の背後に人が来ない場所に移動しましょう。 少々狭いですが、車両後方の座席通路の女性が座っている付近もいいでしょう。 バスを待っている最中もなるべく女性の近くに並び、乗る時も女性のすぐそばを確保するよう頑張ってみましょう。

2.痴漢の見た目や特徴

痴漢の身なりは、ラフな格好の痴漢もいますが、大半が真面目なサラリーマン風です。 普通にスーツを着てネクタイをしめています。 痴漢しなさそうな人、真面目そうな人、黙って座っていればすごくいいお父さん風に見える人もいます。 見た目はもう関係ありませんね。 真面目そうだから大丈夫だろうと思わないことが大事です。 では、普通の人と痴漢の違いはどんなところでしょう。 痴漢行為をしようと企んでいる人間は、他の人と明らかに違った動きをします。 まずきょろきょろ周囲を見渡して、ターゲットを物色しています。 さらに、不自然に女性に寄っていこうとしたり、両手をぶらぶらさせてわざと体に触れて来たりするので、気を付けて見ていればすぐにわかるはずです。 停留所で待っている時や、乗車したバスの中でそういう不審人物を見かけたら遠ざかりましょう。 遠ざかっているのに近付いて来てジーっと見つめてきたりするようであれば、それはもう痴漢に間違いありません。 慣れてくると、意外とすぐに不審者かどうかわかるようになりますよ。

3.家族や仲の良い友人に協力してもらう

よく言われていることですが、痴漢は大人しい雰囲気の人を好んで狙います。 大人しい女性であれば、騒がず泣き寝入りしてくれると思い込んでいるからです。 派手でない普通の身なりで、一人で大人しく乗車している人は狙われやすいです。 可能であれば友人と一緒に通学、通勤し、話しながら乗車すれば狙われる確率は低くなります。 友人や家族(男の家族は尚良い)が一緒にいれば心強くもなれます。 頻繁に被害に遭っている人は友人や家族に相談して協力してもらうようにすると良いでしょう。 協力者が得られなければ、スマホを活用するのも手です。 スマホを持っていれば、痴漢が顔を撮られることを恐れるので痴漢除けになります。 または、スマホをわざと周囲に見られやすいように持ち、痴漢に関する記事や法律関係のお堅いサイトを選んで見る。 それで痴漢がひるむ場合もあります。

4.毎日同じ停留所、同じ時間に乗らない

痴漢の常習犯は、狙いを定め、一度その行為が成功すると執拗にそのターゲットと同じ時間のバスに乗ろうとします。 なので、乗る時間をいつもより早めにしたり、時には一つ手前の停留所から乗るなど、毎日同じ時間、同じ場所から乗らない工夫をしてみましょう。 痴漢は出くわさない、避けるのが一番良いでしょう。 狙われると本当にしつこいので、早めに対策を考えるべきです。 狙われていることが確定したら、前述のように家族や友人に相談して協力してもらいましょう。 中には帰宅時を待ち伏せして自宅を突き止めストーカー化する場合もありますので、最悪警察に相談することも考えましょう。

5.服装に気を付ける

ものすごく混み合ったバスの中では移動することさえ難しく、他人と体を密着せざるを得ません。 そんな中、スカートや二の腕が露出するノースリーブのブラウスなどを着ていると、被害に遭いやすいです。 特に夏場は生地が薄いものが多いです。 被害に遭いやすい人は暑いのをガマンしてでも夏ものカーディガンなどで二の腕をかくしたり、パンツルックにすることをオススメします。 中高生ならジャージか、スカートの下にジャージでもいいでしょう。 また、派手な格好も痴漢除けになります。 人の目を引くような派手なファッションであれば気が強そうな人と思われ、痴漢をしたら捕まえられてしまうかもしれない、と痴漢が敬遠するからです。

少しでも身を守れるように対策しよう

以上、いくつか対策を挙げてみましたが、残念ながらどれも完璧に痴漢除けができるわけではありません。 中にはとても実行できないこともあるでしょう。 バスの本数が少なすぎて時間をずらせなかったり、協力者が得られない場合もあるかと思います。 痴漢という身勝手な犯罪のために労力をかけないといけない、着たい服も着れないなんて理不尽な、と思ってしまいますよね。 でも、実際のところ痴漢はなかなか減りませんし、犯罪防止のためには止むを得ないのです。 最悪ストーカー化したりする場合もあるので、やはり少しでも防いでいきましょう。

関連情報(外部サイト)