トイレが詰まって流れない時に自分でできる対処法

トイレが詰まって流れない時に自分でできる対処法

トイレは私たち人間の生活に欠かせません。 もし何か問題が起きるとたちまち困ったことになります。 例えばトイレが流れない、という状況に直面したらどうしますか? そんな時、ある程度の対処法を知っておくと慌てずに対応できます。

1.まずは状況を把握する

トイレが流れない場合、びっくりしてしまいパニックに陥ってしまいそうになりますが、まず冷静に状況を把握しましょう。 自分でなんとかするにも、誰かに助けを求めるにも、状況把握は欠かせません。 トイレが流れない時は、当然ながらどこかに問題があり、それを見極めなければなりません。 大きく分けて状況は二通りあります。 便器から汚水が流れていかないのか、洗浄する水が便器へ流れてこないのか、です。 それぞれの状況に応じて対応する方法が変わってきます。

2.状況に応じてつまりをバケツの水で押し流す

便器から汚水が流れていかない場合、下水の配管がつまっている可能性があります。 その場合、いつも通り水を流そうとしてもどんどん水が便器内に溜まって便器内の水位が上がって来るので、最悪汚水が便器から溢れてしまう危険があります。 それで、まずはタンクのレバーで流すのをやめて、バケツの水で流す方法を試します。 バケツでダイレクトに水を便器へ流しいれることで強い水流と水圧が発生し、簡単なつまりであれば改善されます。 必要なものはバケツ、床の養生として新聞紙やビニールシート、もしあればビニールかゴム手袋です。 まず床の便器の周りに新聞紙を敷き、汚水が飛び跳ねても掃除がしやすいようにしておきます。 次にバケツに水を入れます。 八分目くらい欲しいところですが、中腰で持てるくらいの重さの水量にしておきましょう。 便器内の汚水の水位が上がってしまっている場合は、どこかにすくいだして水位をさげなければなりません。 嫌な作業ではありますが、そこは我慢してください。 そして、少し高めの位置から便器の排水口(流れていく穴の部分)へバケツの水を3~4秒くらいかけてまっすぐ注ぎ込みます。 これで流れたら、念のため1~2回繰り返しておくとよいでしょう。

3.状況に応じてつまりをラバーカップで押し流す

トイレがつまっている場合は、ラバーカップ式のトイレつまり取りを使用することもできます。 ゴムの半円球型のカップが棒の先に着いた道具で、おそらく昔学校のトイレなどに常備されていた、便器内で押したり引いたりする清掃用具です。 ホームセンターに行けば1000円前後で購入できると思います。 カップの形状がいくつかありますが、洋式用(カップの先端が少し突き出ていて排水口にしっかりはまる形状のもの)がオススメです。 カップを排水口にしっかりとあてがい、押す引くを繰り返すことでラバーカップから勢いよく水流が発生し、つまりを押し出すことができます。 使った後のラバーカップもきちんと掃除しておきましょう。

4.状況に応じて別のところから水を持ってくる

洗浄する水が流れてこないため流すことができない場合は、他の場所、例えば洗面所や台所などでも水道が止まっていないか確認してください。 他も止まっている場合は、断水しているか給水システム全体に障害がある可能性がありますので、アパートやマンションの管理業者に連絡する必要があります。 もしトイレだけ水がでないのであれば、トイレのタンクに問題がある可能性があります。 タンク内のゴムパッキンなどが弱っているために水が溜まっていないのかもしれません。 タンク上部の蓋を開けれるタイプのものであれば、少し蓋を持ち上げてタンク内に水があるか確認してください。 もしそこに水がなくて水が流れないのであれば、バケツに水をくんできて、上記2の要領でザバーっと便器内に流します。 その時、勢い良く注ぎすぎて周りに汚水が飛んでしまったりしないよう注意してください。

5.問題点を根本的に改善する

一度つまると、応急処置だけでは同じことがまた起きる可能性があります。 トイレ修理業者や水道設備業者にお願いすれば必要な修繕や作業をして問題を解決してくれます。 しかし、マンションやアパートによっては指定された工事業者があり、自分の好きな業者を呼べるわけではありません。 それで、アパート・マンションの管理会社に連絡をして、どうすれば良いか聞いてみると良いでしょう。 もし指定がない場合は24時間対応してくれる業者などもありますので、ネットなどで検索してみるのも一つの方法です。 ただし、思ったより修理費用がかさむ場合がありますので、事前に料金を明示してくれる業者を選びましょう。 可能であれば管理会社や友人・知り合いに信頼できる良心的な業者を紹介してもらうと良いでしょう。

流れないトイレへの対処方法を知ろう

トイレの水が流れない、というのは確かに緊急事態です。 しかもそれは突然にやってくることもしばしばです。 しかし、ある程度状況を把握できれば何をしたらいいか見えてくるものです。 また、自分で修理や修繕はできないにしても、対処するアイデアを知っているだけで落ち着いて緊急事態を切り抜けることができます。 ぜひ参考になさってください。

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