子どもに一人で買い物へ行かせる時の注意点
「子どもが一人で買い物へ行く」これはテレビ番組にもなっているように、 大人にとっては何気ない生活の一部であっても、子どもにとっては壮絶なドラマが生まれる大冒険です。 冒険には危険がつきもの。 今回は子どもに一人で買い物へ行かせる時の注意点をご紹介します。買い物は近場で馴染みの店
買い物へ行くお店選びは重要です。 まず親御さんといつも一緒に買い物に行っている馴染みの店を選ぶことをオススメします。 あまり行ったことのないお店や、遠くのお店では子どもが不安になってしまいますし、お店にたどりつけない場合も考えられます。 よく行くお店であれば、子どもは道に迷うこともなくスムーズにたどりつけますし、顔見知りの店員さんがいれば子どもも安心することでしょう。 もし困った時はお店の人が手助けしてくれるかもしれません。 また安全面を考えてできれば家から店まであまり車通りの多くない、または歩道がしっかり確保された安全な道であることが理想です。 もし家の前から車通りが多い場合などは、安全な道に出るまでは親御さんが一緒についていってあげても良いと思います。
買い物の数は少なめで
いきなり今日の夕飯のおかずにと本気の買い物リストを渡されても、子どもはそれだけで不安になってしまいます。 最初は「バナナを買ってきて」とか「バナナと食パンを買ってきて」と買い物の商品は少なめがオススメです。 また、できるだけ種類が少ない商品に限定することも忘れずに。 例えばみそは、いくつかのメーカーがあったり減塩みそなど種類が豊富にあると、子どもはどれを選んだらいいかわからなくて困ってしまいます。 意外と高い商品を購入してきてしまったり、その結果レジでお金が足りなくなったりする恐れもあるため、間違いなく買ってこられる種類の少ない商品がお買い物成功のカギです。 また、子どもが一人で持って帰ってこられる大きさや量、重さのものか考えましょう。 キャベツなどは持ち帰るには意外と重たいですし、牛乳など飲み物も子どもにとっては大変な荷物に感じます。 また卵など落としたら割れる危険があるものは避けるべきでしょう。
子どもが知っている商品を選ぶ
子どもは、お味噌汁に入っているカットされた豆腐には見慣れていても、パッケージに入った豆腐は見慣れていない場合もあります。 豆腐には絹ごしともめんの種類があることを知る子どもも少ないのではないでしょうか。 また小さな子どもにとっては、キャベツとレタスの違いもよくわからないものです。 子どもが一人でスーパーなどへ行き、商品を確実に選ぶことができるものを指定しましょう。 また、スーパーなどの場合は事前に売り場を子どもと確認しておくと良いでしょう。 大人でも初めてのスーパーではどこに売っているか探すことがあるくらいです。 子どもにとっては、広いスーパーからお目当てのものを探し出すのに時間がかかってしまうと、それだけで気持ちが落ちてしまいます。 入口を入ったら野菜売り場を通って、右に行くと魚売り場があって…など。 スーパーの中を思い出しながら子どもと確認して、お目当ての商品がどこに売っているかを事前に教えておくとお買い物がスムーズになると思います。
お金の扱い方
お買い物の代金がおよそいくらか見当をつけ、代金より少し多めのお金を渡すと良いでしょう。 お金は必ずお財布に入れさせます。 お財布は首から下げるタイプのものや、ベルトにチェーンで繋げられるものなどもありますので、お財布やおつりの忘れ物をしないよう対策をとってあげるのも良いと思います。 子どもは小銭の扱い方になれていませんので、できれば1000円札1枚で足りるようなお買い物をお願いして、「レジでこのお金を渡してね」と1000円札1枚だけ子どもに持たせましょう。 足りないと困るからと2000円持たせて無くされてきては悲しいので、万が一子どもがお金を落としたり忘れてきても「まぁいいや」と思えるような金額に抑えておくこと。 最初は100円、200円くらいのお買い物を頼んで500円玉1枚持たせて買い物をお願いするのも良いでしょう。 おつりは必ずお財布に入れることに念をおしておきましょう。
シミュレーションでやる気をUP
いつもママがやっていることを今日は自分一人でやるんだ。 そのやる気を維持するために、できるだけ失敗は避けたいものです。 まずは家を出てから目的地へ行き、お買い物をして帰ってくるまでのシミュレーションを一緒にしてあげると子どもは自信を持ちます。 「家を出てからどこの道を通るの?」「スーパーに入ったら何を買うんだっけ?」「レジで払うお金どこに入っているんだっけ?」 すべてのシミュレーションが終わったら、やる気があるうちに「いってらっしゃい」と買い物へ行かせましょう。
初めてのおつかいに行かせてみよう
夏休み、冬休みなど幼稚園や学校がお休みのタイミングは初めてのお買い物に挑戦するチャンスです。 子どもにとっては1つの冒険として一人で行けたら、きっと自信に繋がると思いますし、大きな成長になります。 大人にとっても夕飯を作らなければならないなど忙しいタイミングで買い物をお願いすることができればとても助かりますよね。