LINEのなりすましへ対策法。暗証番号や防犯意識を高めよう
LINEでここ最近アカウントを第三者に乗っ取られるケースがあります。 第三者にメッセージを盗み見られる、自分のスマートフォンでLINEが利用できない、登録してある友だちにスパムメッセージやウェブマネーの購入を求めるメッセージを送りつける、等の本人になりすまして勝手に操作される被害が急増しています。 そこで今回はLINEのなりすましへの対策のポイントをご紹介します。1.LINEアプリにロックをかける
これは普段から簡単に行える予防策になります。 今やスマートフォンやタブレットなど、日常に持ち歩くモバイル機器にパスコードを設定するのが当たり前の時代になっています。 しかし、モバイル機器を開いている途中で席を外すなどした際に、第三者に勝手に扱われてしまう恐れがあります。 そこでLINEにはアプリケーションを開く際にパスコード入力を求める機能がついています。 方法はLINEのホーム画面より「その他」の中にある「設定」の「プライバシー管理」という項目の中の「パスコードロック」をオンにするだけです。 そして4桁の任意のパスコードを入力することで、次回以降LINEを起動するたびにパスコードの入力を求められます。 初めは少し面倒かもしれませんが、なりすましをされた場合に元の状態に戻すまでの手間と時間を考えると、必須対策と言えるでしょう。 なお、もしもパスコードを忘れてしまうとアプリを削除し再インストールが必要になるのと、それまでのトークの履歴は全て消えてしまうので注意してください。
2.他端末ログイン許可をオフにする
LINEは一度アカウント登録すると、スマートフォンだけでなくパソコンやタブレットでも使用することができます。 仕事や作業で常にパソコンやタブレットを使用していることの多いユーザーにとって便利な機能です。 しかしながら、なりすましを行ってくる第三者の多くは、別のパソコン等からあなたのLINEアカウントに接続しなりすましを行ってきます。 そこで有効な対策が他端末ログイン許可をオフにすることです。 方法はLINEのホーム画面より「その他」の中にある「設定」の「アカウント」という項目の「他端末ログイン許可」のチェックを外します。 これで、パソコンやタブレットからあなたのLINEアカウントに接続することができなくなります。 LINEをスマートフォンでしか利用されないという方は、簡単にできるのでぜひやってみてください。
3.PINコードを推測されにくいものに変更する
LINEではアプリを使用する際の本人確認に「PINコード」による認証が使われています。 このPINコードは登録してある電話番号と異なるスマートフォンから、LINEを利用する際に必要になります。 例えば、友人のスマートフォンから自分のLINEアカウントに接続する際などです。 しかし、この機能を逆手に取り、第三者はあなたのアカウントに侵入しなりすましを行うことがあります。 そこでPINコードを推測されにくいものにすることで、なりすましのリスクを減らせます。 方法はLINEのホーム画面より「その他」の中にある「設定」の「アカウント」という項目の「PINコード」から設定するだけです。 PINコードは4桁の暗証番号なのでパスコードと同じく、連続する数字や同じ数字の使用や、生年月日や電話番号の一部を使用することなど簡単に推測されやすいものはやめましょう。 ちなみに、このPINコード設定はスマートフォンのLINEアプリでしか設定はできませんのでご注意ください。
4.第三者に触らせない
ここまでの3つはLINEのアプリ内で設定できるものを紹介してきましたが、最後は最も原始的ですが意外と見落としがちな対策になります。 極々当たり前のことですが、第三者にスマートフォンなどのモバイル機器を触らせないというものです。 なぜなら、実は日常生活内で第三者にモバイル機器、特にスマートフォンやタブレットを触らせる機会は少なくありません。 友人等であれば一緒に撮った写真を見たり、ウェブやゲームアプリを一緒にしたりすることもあるでしょう。 また、カフェなどで使用していてお手洗いなどで席を外した際に、スマートフォンを置いたままにすることもありえます。 そんな一瞬のうちにあなたのアカウント情報が抜き取られてしまう可能性があります。 そうなると被害はLINEだけに留まらず、他の個人情報も危険にさらすことになります。 ごく親しい友人や家族などを除いて、第三者にあなたのスマートフォンやタブレットを触らせない方が良いでしょう。 どうしても必要な際は、あなたが一緒にいる場で触ってもらうことで情報の抜き取り、さらにはなりすましの被害を防ぐことに繋がります。
なりすましからLINEを守ろう
今やスマートフォン保有者のほぼ全てが、LINEアプリを使用していると言っても過言ではないくらいに浸透しています。 しかし、その便利さの裏には今回お伝えしたようななりすましなどの危険性もあります。 LINEアプリだけでなく、スマートフォンには重要な個人情報が多く含まれているので、事前に対策を用意し運営会社等が発表する情報を随時知っておくことが大切です。 対策を行ったうえで安全にLINEアプリを楽しんでください。